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カテゴリ:おやじの子育て
メンターってなんだ!?子育てにどう活かす!?
こんにちは,皆さんメンター制度とかメンタリングってご存知ですか? ちょっと調べものしてたらメンタリングに出会いました。 広島市では,子どもの教育にメンター制度を取り入れているとのこと。 では, メンタリングってなに? メンタリング(Mentoring)は、人生経験やその道のキャリアが豊富な人と比較的浅い人とが、薫陶・指導・支援といった多様な形で人格的に交流する活動のモデルです。とはいえ、それは何も特殊なモデルではなく、私たちの周りにごく日常的に存在している関係です。 社会に出てからある程度の年数が経った人なら、過去を振り返ってみると、必ずどこかの時点で考え方や行動に大きな影響を受けた人がいるのではないでしょうか。それは、時には先輩であったり、上司であったり、また仕事とは別の活動の中で出会った人であったりします。そうした人との交流において、交わした会話や共に行った活動が、知らず知らずのうちに私達の人生の進路や人格陶冶に重要な影響をもたらしていることがあります。そのときの「先輩(上司)」は実質的にはメンター(指導・薫陶する役割)であり、自分はメンティー(指導・薫陶を受ける役割)なのです。 メンタリングは、こうした豊かな価値ある関係性を、何らかの制度的なアプローチを通じて組織の中に積極的に創り出し、それによって社員のキャリア設計や成長にプラスの影響を与えていこうとする活動です。 本来こうした活動は、制度的なアプローチによらなくても、集団の中では自然発生的に展開されていたものです。とはいえ、今日においては、事態はさほど楽観的ではありません。人と人との関係にまつわる当たり前の文化は、企業だけでなく、家族や地域や学校等あらゆる集団の中で、大きく変容し瓦解が進んでいます。既に制度的な試みがなければ、人の成長や組織の健全性が確保できない状況すら存在します。 とはいえ、その試みは、決して何もないところに一から新しい建築物を作り上げるような作業とは異なります。それは、もともとは私達の周りにごく当たり前に存在していた充実した関係性を再生するということであり、それを基礎に、組織と組織的協働の一層豊かなビジョンへつなげていこうとする試みなのです。 (参考:株式会社NTTデータ経営研究所経営研レポート:メンタリング 成長と組織再生の活動モデル,2004年6月) (http://www.keieiken.co.jp/monthly/2004.html) コーチングとかの人材育成の手法かなと思いました。企業の研修とで良く見受けられましたのでね。では,これを子育てにどう活かしているのかな? 広島市では,子どもの精神的・人間的成長を促すとともに、生活習慣の確立や学力の向上を図ることを目的に、子どもの発達段階、家庭状況などに応じて、人生経験の豊富な大人(メンター)が1対1の関係で交流し、子どもを支援する「メンター制度」を試行的に実施してきたとのこと。 メンターの語源は? ギリシャの詩人ホメロスの書いた叙事詩「オデュッセイア」に登場する老賢人「メントル」から来た言葉。 オデュッセイアはトロイ戦争に出かける際に、子息であるテレマコスをメントルに託した。その間、メントルは保護者兼教師の任を忠実に果たした。20年後に父子が再会する。 言葉の意味は賢明な人、信頼のおける助言者、師匠、などの意味をもつ。 どんな効果がある? 全米で2000超のプログラムがあり、その効果は劇的。普及は1995年頃から急速に。 ・従来の一対一の様式に加え、一対多や学校との連携によるグループ様式、コンピュータ・ネットワークを利用した様式など、多様なメンタリング・プログラムを展開。 ・統制群を用いた比較研究で、薬物使用(46%)、飲酒(27%)、暴力(66%)、怠業(50%)少ない という結果。 (参考:津村 俊充(南山大学人文学部心理人間学科):メンタリングの理論と実際,2003年9月5日) (http://www.nanzan-u.ac.jp/~tsumura/kennsyuu/mentoring.pdf) 他にプログラムの流れとかまとまって載っていました。 具体的にはどんなことするのかしら? 広島市メンター制度Q&Aから Q:支援する子どもは、どのような子どもですか? A:「今の自分を変えてみたい」「視野や可能性を広げたい」「悩みを解決したい」などの気持ちを持つ子どもを総合的に支援していただきます。 Q:子どもとの交流は、いつ、どの程度行うのですか? A:原則として1年間、放課後や休日を利用して、週に1~2回、1回あたり2時間程度の交流を行います。具体的な曜日や時間帯については、担当する子ども・保護者とご相談のうえ、お決めください。 Q:子どもとの交流は、どこで行うのですか? A:交流場所は、子どもの自宅が原則ですが、ご自身の自宅や近くの公民館や公園などで交流することも可能です。また、時には地域の体験活動やボランティア活動に参加したり、職場見学に行ったり、スポーツ観戦に行くことなども考えられます。主な交流場所については、担当する子ども・保護者とご相談のうえ、お決めください。 Q:具体的にはどのような交流を行うのですか? A:交流内容については、これといった決まったものはありません。ご自身が子どもとの人間関係や子どもの様子や要望等を考えながら組み立てることになります。 【これまでの実践例】 ○一緒に宿題をする ○たこ焼き、ケーキを作る ○地域のボーリング大会に参加する ○植物園、動物公園で過ごす ○映画を鑑賞する ○スポーツ観戦に出かける ○悩みの相談をする ○職場見学をする Q:子どもとの相性が合うかどうか心配なのですが? A:正式な実施の前に約1ケ月間仮実施を行い、お互いの相性を判断できるようになっています。 Q:これまで教育に関わった経験がないのですが大丈夫でしょうか? A:交流を開始するまでに、本制度や児童・青年心理、傾聴技術等について事前研修会を実施します。また、教育委員会の担当者や専門家が支援しますので、ご安心ください。 Q:途中で辞めたい場合は、どうすればよいのでしょうか? A:原則として、制度からの離脱は自由ですが、子どもが大きな影響を受けますので、まずは、教育委員会の担当者にご相談ください。 Q:申込み条件は、ありますか。 A:メンターとなるために、特別な資格・社会経験等は必要ありません。子どもに対する深い理解と愛情を持ち、広島市青少年メンター制度の趣旨を理解し、責任をもってメンターとしての役割を果たすことができる方を求めています。 (参考:広島市:メンター制度Q&A) (http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1143350366494/index.html) だいだい内容は把握できましたが,メンターの方は大変な作業ですね。ご苦労様です。尊敬いたします。 私の時代だと,おじいちゃんとか近所のおじさんとかの交流がまだありましたね。そういう相談できる(支援してくれる)人がいるって気持ちがいまの子どもには足りないのかもと思いました。 かえって,家族より近所のおじさんの方が関係が遠いぶん,相談や悩みを打ち明けられたかもしれませんね。 いまの時代では近所のおじさん,おばさん知ってる人以外は話しちゃダメって時代ですよね。 そんなこと説明してると自分が悲しくなってくる。 まずは,娘の祖父母やおじ,おばと良く遊ばせてみる。友達のお母さんとかとお話してしてもらうこともいいですね。意見が違ってもあたりまえ。違う意見があって立派に生きている人はたくさんいることを知ってもらうのもいいですね。 そんなことから始めてみるかなと思いました。 リンク大歓迎!がんばって発信します!? チャイルド・リサーチ・ネットの相互リンク推奨いただきました。 ←役に立ったり、面白かったらクリックしてね。byアヤノブ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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