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カテゴリ:おやじの子育て
子どもは、親を育ててくれる。子どもの自立する5つの要素はなに!?
東京都児童福祉審議会東京に育つ子ども・若者の自立について提言から 現代社会における自立とは何か、子どもの生きる力を伸ばし自立を育むために、家庭や地域、社会はどのような環境を整えることが望ましいか、行政はどのような視点で施策を進めるべきかなどについて提言したもの。 自立って何? 自立とは、他者に頼らず一人で生活する状態ではなく、他者とのかかわりを持ち自己の能力や可能性を発揮しつつ成長していくプロセスを含むもの。 子どもの自立のための五つの要素は? (1)自身の力を信じ、自分らしく在ること (2)自ら主体的な態度をとろうとする姿勢をもつこと (3)世代や立場を超えて人間関係がもてること (4)仕事をすること(家事、育児、社会奉仕活動なども含む) (5)社会の一員として相互に助け合いながら生活を営む自覚をもつこと としている。 世代を超えて循環する「育ち」とは? 自立をはぐくむ上で重要な「育ち」は世代を超えて循環 「育ち」の循環とは、子どもは親に育てられ、自立し大人になり、やがて自分も親となり子どもを育てるということ。また、子どもは、親を親として育てる存在であるということ。この「育ち」を社会全体で支えていくことが重要 ・子育て支援機関による親の子育て力向上の取組み ・ワーク・ライフ・バランスの考え方に基づいた働き方・生活の実現 自立を困難にする背景は何? 家庭における子育ての問題 核家族化により祖父母世代から子育ての知識や知恵を学ぶ機会の減少 家庭の養育力の低下、過干渉や放任の問題 父親の育児参加不足 など 学校教育の問題 学力の低下傾向、学ぶ意欲の低下、いじめや不登校などの問題 地域の変化 近隣関係が希薄化。子育て家庭の地域活動への参加の少なさ。 社会・文化の変容 人口構造の変化:自然発生的な異年齢の仲間を築くことが困難 情報化社会の進展:有害情報の影響,家庭内で一人ひとりの生活が個別化 子育ての孤立化:家庭や親子が地域・社会との関係において閉鎖的 性に関する規範意識の変容:子ども・若者の性意識・性行動に対し、大人側のサポート、対応が不十分 ライフステージ区分に応じた支援 乳幼児期 子どもが安全な環境の下で健やかな発育・発達が確保されること 親子の愛着、他者への信頼をはぐくみ、基本的な生活習慣が身につくこ と 子育て家庭が孤立しないで、地域と関係をもてること など 学童期 年齢にふさわしい社会性を身につけること 親以外の大人と交流すること、異年齢集団で遊ぶこと 大人は子どもに任せるべきことは任せ、子どもの主体性に配慮すること と続く (参考:東京都児童福祉審議会:東京に育つ子ども・若者の自立について提言,平成18年6月22日) (http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/syoushi/news/presssyoushi060622.pdf) 他にライフステージでは妊娠期から青年期までの自立支援のポイントと施策の方向性が載っています。 子どもの自立の提言でしたが,はたして自分は自立できているのかなあ?と考えてみると,就職して,結婚して,子どもを授かってといった一連の流れでは,どこで自立したとえるのかしら?独身のときは実家から通っていたし,そうすると結婚して新居に住んでからかなあ。子どもが産まれてから自分は大分変わったなあとは良く考えています。今回の子どもは親を育てるという内容は納得でした。いま娘が8歳なのでパパも8歳ですね。 さて,今回の自立のための5要素でしたが,じゃあ自分は何ができるかというと 自分に自信を持たせてあげる。これは何でもやらせてみて,チャレンジしたことを称えてあげようかなあ。パパに似て負けず嫌いですが,完璧主義でこまりもの。できなくても,がんばったことが大事と考えてもらいたいですね。 主体的な態度をとらせる。これは,自分の意見を持たせる,なんでも聞いてみる。話し合ってみる。可能なら自分で決めさせてみる。ってとこでしょうか。話しやすい環境作りを心がけて,さきに親が意見を言わずにどう考えているか聞いてみようかな。 親の後ろに隠れて決定を待つというふうにはなって欲しくないですね。 なーんて考えていると親として娘に育成されているなと実感しますね。 リンク大歓迎!がんばって発信します!? チャイルド・リサーチ・ネットの相互リンク推奨いただきました。 ↑役に立ったり、面白かったらクリックしてね。byアヤノブ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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