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2006年07月14日
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カテゴリ:おやじの子育て
母乳栄養は胃腸感染症やアトピー性湿疹に効果がある!?

うちのママもいよいよ臨月でして、いよいよ今日の受診で骨盤内に頭が下がってきたとのこと。久しぶり(9年ぶり)におさらいで勉強しているところです。

2001年にJAMAで報告された、母乳の効能に対する初の無作為化臨床試験から

母乳栄養の乳児は、有意に胃腸感染症およびアトピー性湿疹に罹りにくいことが示された。また、治験で使用した実験的な介入が、被験者らの母乳授乳期間と程度を有意に延ばし、将来的には母乳プログラムのモデルとなることが示されたもの。

多施設無作為化対照臨床試験では、ベラルーシ共和国の母親と乳児17,046組を2群に分けた。介入群はWHOとユニセフが推奨する「乳児にやさしい病院(Baby-Friendly Hospital Initiative;BFHI)」を参考にした実験的な介入を受け、残りはコントロール群として標準的ケアを受けた。介入群は、母乳栄養の開始、維持を目的に医療従事者が母乳管理の訓練を行った。

胃腸感染症のリスク
介入群の乳児は、対照群と比較すると胃腸感染症のリスクが40%減少した。

アトピー性湿疹の発生
アトピー性湿疹の発生は介入群で46%減少した。

気道感染症のリスク
気道感染症のリスクでは差が認められなかった。

母乳栄養の維持は
介入群の乳児は、対照群に比べ、1年間のうちどの段階でも母乳栄養で育成される傾向があり(19.7% vs 11.4%)、特に生後3カ月の時点で母乳栄養の授乳が有意に高かった(43.3% vs 6.4%; P<.001)。

(参考:Michael S,et al:Promotion of Breastfeeding Intervention Trial (PROBIT) A Randomized Trial in the Republic of Belarus ,JAMA. 2001;285:413-420.)
(http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/285/4/413)

この研究は、前の日記で紹介した、母乳育児を推進する根拠となるものだそうです。

では、日本ではどうなんでしょうか?食生活や環境が違いますからね。探してみたらありました。

「産婦人科の実際」に報告された母乳栄養のアトピー性皮膚炎予防効果についてから

アレルギー疾患の遺伝素因,環境素因を除外できた母と子54組を対象とし母乳栄養とアトピー性皮膚炎の有無に関する追跡調査を行なったもの。

結果は,
生後18~19ヵ月の時点で,生後6ヵ月間完全母乳栄養であった23例では皮膚炎発症はみられなかった。
一方,生後1ヵ月以降完全人工栄養であった20例中4例(20%)ではアトピー性皮膚炎がみられた。
以上から,母乳栄養は人工栄養と比較して,生後18ヵ月までのアトピー性皮膚炎予防効果がある可能性が示唆された。
としています。

(参考:水野克己, 三浦文宏:母乳栄養のアトピー性皮膚炎予防効果について,産婦人科の実際(0558-4728)55巻3号 Page531-538(2006.03))
(http://www.kanehara-shuppan.co.jp/journal/2006/0603/02-gine.html)

母乳栄養でアトピー性湿疹や胃腸感染症が抑えられるのですね。
娘は、母乳栄養は3ヶ月でしたが、特に胃腸感染症やアトピー性湿疹はありませんでしたね。途中で出なくなったとのことですが、でるなら母乳に越したことはなさそうですね。
母乳の効果って一杯あるようです。まだまだ母乳調べますよ。

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最終更新日  2006年07月14日 23時24分44秒
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