376681 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アヤノブの部屋

アヤノブの部屋

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

アヤノブヒロ

アヤノブヒロ

カテゴリ

購入履歴

ニューストピックス

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ

2006年08月25日
XML
カテゴリ:おやじの子育て
食事から摂取するダイオキシンは2~6歳が最も高い!、子どもの食事から化学物質を減らす対策は!?

先日の母乳中のダイオキシンに続いて、幼児~成人について調べてみようっと!

食事由来ではダイオキシンを含む内分泌攪乱化学物質が有名ですが、日本では環境丁が内分泌かく乱化学物質問題について、基本的な考え方と今後進めていく具体的な対応方針等をまとめていまして、環境ホルモン作用が疑われている物質65種類が示されています。
(参考:環境庁:内分泌攪乱化学物質問題への環境庁の対応方針について-環境ホルモン戦略計画SPEED'98-2000年11月版 )
(http://www.env.go.jp/chemi/end/endindex.html)

世界的にはどうでしょう
1997年の「子供の環境保健に関する8 カ国の環境リーダーの宣言書 (1997 年G8 環境大臣会合)」(マイアミ宣言)以降、活発に活動しているとのこと。
(参考:http://www.env.go.jp/earth/g8_2000/outline/1997.html)


ヒトへの化学物質の摂取経路は?
食事や空気、土壌の接触などさまざま。ダイオキシン類では、食事由来が約9割以上を占めており、食事は化学物質の体への摂取の主な経路。

調査方法
食事(13食品群、228品目)、水(73浄水場)、大気(20地点)及び土壌(60地点)について東京都が実施したダイオキシン類の濃度調査結果をもとに、幼児(2歳から6歳)および大人に取り込まれるダイオキシン類の量を計算し、推定した。

調査結果は
幼児 単位:pgTEQ/kg/day
食事2.33(96%)
水  0.00095(0.04%)
大気 0.047(1.9%)
土壌 0.052(2.1%)
合計2.43

大人 単位:pgTEQ/kg/day
食事1.60(97%)
水  0.00057(0.03%)
大気 0.035(2.1%)
土壌 0.009(0.5%)
合計1.65
ということで96%以上は食事由来とのことでした。

乳児から成人では食事由来の1日摂取量(体重当たり)は差があるか?
離乳食完了後から食事量は体重当たりで大きくなります。

離乳初期(5~6ヶ月)約0.4pgTEQ/kg/day
離乳中期(7~8ヶ月)約0.45pgTEQ/kg/day
離乳後期(9~11ヶ月)約0.6pgTEQ/kg/day
離乳完了期(12~15ヶ月)約1.25pgTEQ/kg/day
幼児食 (2~6歳) 2.33pgTEQ/kg/day
大人食       1.60pgTEQ/kg/day

(参考:東京都平成14年度 一般的な生活環境からのダイオキシン類曝露状況の推定結果 (概要)-都民の体に取り込まれるダイオキシン類の量の推定-から
(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/news/h15/presskanho030805.html#2003kagakusiryou1)

どのような食物に含まれる?

人の体重1kg当たりの1日当たりのダイオキシン類摂取量では、
実際の摂取量を 1.68 pgTEQ/kg/日として

大気     0.039 pgTEQ/kg/日
土壌     0.012 pgTEQ/kg/日
魚介類   1.34 pgTEQ/kg/日
肉・卵    0.15 pgTEQ/kg/日
乳・乳製品 0.070 pgTEQ/kg/日
穀物・芋   0.027 pgTEQ/kg/日
有色野菜  0.022 pgTEQ/kg/日
その他  0.021 pgTEQ/kg/日
とされており、約8割を魚介類から摂取している。

魚介類の安全性は?
日常生活では、いろいろな産地からの多様な魚種を食べ、偏よった食べ方は避けるようにすれば、通常、日本人の食生活で摂取されるダイオキシン類の量はTDIの4 pg-TEQ/kg体重/日を十分、下回ります。
水産庁が実施した平成11年から平成14年度までの魚介類の調査結果からは、同一水域の同じ魚種でも個体毎に見るとダイオキシン類濃度は、ばらつきが大きいことが分かっています。魚介類の種類、生息環境などにより、ダイオキシン類の蓄積程度には違いが見られるようですが、個体差が大きいようです。
魚介類は、良質のたんぱく質や多種のビタミン類、動脈硬化等に効果があるといわれるDHA、EPA等を多く含んでおり、私たちの健康な食生活に大変有用な食品です。
偏りのないバランスの取れた食事を心がけましょう。としています。

(参考:農林水産省:農畜水産物に係るダイオキシン類の実態調査の結果について,平成15年6月27日)
(http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030627press_3.htm)

バランスよい食事を心がけましょうと言われても、子どもの口に入るものだったら少しでもダイオキシン類などの化学物質は減らしたいものですよね。

では、どうすれば減らせるか?

厚生労働省が平成10年度、平成11年度に調査したダイオキシン汚染実態調査では、食品の調理加工によるダイオキシン濃度変化の調査としてホウレン草などを用いた水洗浄及び煮沸による変化を調べた結果では、

市販品
洗浄前0.106±0.018 pgTEQ/g (100%)
洗浄後0.070±0.021 pgTEQ/g (66.0%)
煮沸後0.021±0.014 pgTEQ/g (19.8%)

露地栽培品
洗浄前0.355±0.179 pgTEQ/g (100%)
洗浄後0.144±0.015 pgTEQ/g (40.6%)
煮沸後0.071±0.026 pgTEQ/g (20.0%)
と洗浄や煮沸することで、8割程度除外できる。としている。

調理によるダイオキシンの減少率 (調理前重量当たりに換算して計算)(平成11年度調査)

小松菜 -52.8%(水洗) -61.1%(水洗+煮沸)
サバの切り身 -30.6%(焼く) -14.4%(煮る) -20.9%(つみれにして煮る)
牛肉-35.3%(焼く) -39.0%(煮る) -37.9%(ハンバーグにして焼く)
としている。
(参考:厚生労働省:平成10年度食品中のダイオキシン汚染実態調査結果について,平成11年10月29日 )
(http://www1.mhlw.go.jp/topics/dioxin_13/tds2.html)
(参考:厚生労働省:平成11年度食品からのダイオキシン一日摂取量調査等の調査結果について, 平成12年11月28日)
(http://www1.mhlw.go.jp/topics/dioxin_13/tp1128-1.html)

野菜などは良く洗浄する。食材は調理することであるていどダイオキシン類を減少できるとのことでした。

体内のダイオキシンを出す方法ってある?

厚生科学研究「ダイオキシン類の排泄促進に関する研究」では
16 種類の野菜(小松菜、みつば、ほうれん草、青じそ、ケール、にら、春菊、チンゲンサイ、グリーンレタス、ピーマン、白菜、ブロッコリー、たまねぎ、ネギ、キャベツ、セルリー)、ラットにおけるダイオキシン類の排せつ促進について検討しており、野菜には排泄効果があることを報告しています。
http://webabst.niph.go.jp/pdf/1998/199805650001.pdf

また、クロロフィルを多く含む、わかめ、のり、ひじき、こんぶ、青のりの海藻5種類について、同様のダイオキシン類の排せつ促進について検討し、海藻類には、体内から消化管内に排せつされたダイオキシン類の再吸収を抑制し、消化管経由で体外に排せつ促進する作用があることを報告しています。
http://webabst.niph.go.jp/pdf/2000/200006890001.pdf

あらー本当にバランスのいい食事は、ダイオキシン類などの化学物質の排泄にも役立つようですね。
他にも、東京都の化学物質子どもガイドライン概要版では、ポリカーボネート容器の化学物質溶出やラップからの溶出などの対策も載っていて参考になりました。
(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/chousa/dxn/kodomo/image/gaidopanfu.pdf)

この東京都のガイドライン本文のデータ編では、手作り離乳食と市販品離乳食を栄養士が調理しダイオキシン類を測定した結果、手作り離乳食のほうがダイオキシン類が高値を示していました。びっくりですね。

またまた長く書いてしまいました。どうも子どものことだとダラダラ考えちゃいますね。
結局、バランスの良い食事に戻ってきてしまいました。


人気ブログ
↑明日への糧です。1日1回クリックお願いします。byアヤノブ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年09月06日 00時21分15秒
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X