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カテゴリ:おやじの子育て
幼児のシュレッダー事故、テストで17機種のうち44%が指切断の可能性あり!?
家庭用シュレッダーによる幼児の指切断事故が相次いで発生していることから、経済産業省では、関係団体と事故調査と再発防止対策を発表しています。 経済産業省の報告では、関係団体の報告では、事故の発生件数は35件あり、そのうち、家庭におけるシュレッダーによる幼児の指切断事故はあらたに3件との報告があった。 (参考:経済産業省:紙用シュレッダーによる幼児の指切断事故に係る関係団体からの報告,平成18年9月12日) (http://www.meti.go.jp/press/20060912003/press-release.pdf) ではどのくらい危ないのか? 独立行政法人 国民生活センターが商品テストを行い「シュレッダーの安全性にかかわる情報-指切断などの事故を防ぐために-」を公表している。 過去の事故事例、海外の文献・事例等について調査を進め、紙用シュレッダーの安全性にかかわる総合的な情報を提供することを目的としたもの。 事故同型品を含め家庭で使われる可能性のあるシュレッダー16銘柄を選び安全性にかかわるテストを行った。シュレッダーの紙の投入口に乳幼児等の指が入り、切断する事故につながる可能性があるか、また、指の切断事故を防止するための対策が講じられているかなどを調べた。 投入口の大きさと模擬指の引き込み等 乳幼児の模擬指が投入口に引き込まれ、切断されるものが16銘柄中7銘柄あった 投入口が容易に変形し広がるものがあった 投入口の高さ 床置きタイプの高さは約32~63cmで投入口に乳幼児の手が容易に届いてしまう高さであった 引き込み力 ポータブルタイプの2銘柄を除き、紙の引き込み力は銘柄間で差があるものの10~40kgfと強く、乳幼児が紙をつかんだまま引き込まれる危険性がある 安全対策について 万一のときの緊急停止スイッチを装備しているものはなかった。 乳幼児が電源スイッチを容易に操作しないよう対策したものが2銘柄あった。 投入口にふたがある銘柄や、細断中に投入口の縁に手や指が触れると運転を停止する銘柄など安全対策がなされた銘柄がみられた。 消費者へのアドバイス ・絶対に乳幼児や子どもが使用できないようにする ・安全対策されたものもあるので、特に乳幼児がいる家庭では購入の際は参考にする ・ネクタイや髪の毛などを投入口に近づけないように注意すること と続く (参考:独立行政法人 国民生活センター:シュレッダーの安全性にかかわる情報-指切断などの事故を防ぐために-,平成18年9月15日) (http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20060915_1.pdf) 痛ましい事故ですよね。もっと早く事故に対する社会の注目があれば防げる事故もあったはずです。 報道やテスト結果では、いまいち実感がわかないという方は、紙用シュレッダーの事故報告が各メーカーのHPにて公表しています。 業務用のシュレッダーに子どもが近づき事故が起こるというパターンが多いと思いました。 職場に子どもを連れて行ったり、遊びに来る機会がある場合は注意が必要ですね。 子どもにもシュレッダーに近づかないよう教育しなくちゃいけませんね。子どもを近づけない注意喚起シールもあるそうですが、業界で統一されていないんで、各社バラバラに表示しているようです。 シュレッダーってなんの機械かわかりにくいですよね。 子どもではなおさらのことで、それを親が操作していたらつい真似したくなって装置に近づきますよね。うーんこわいなあ 富士ゼロックス 1991年3月の事故 当時1歳のお子様が、住居兼事務室内に設置された業務用シュレッダーLC11の投入口に誤って手を入れて、指を欠損するという事故がございました。 2. 1991年6月の事故 当時4歳のお子様が、店舗内に設置された業務用シュレッダーMC11の投入口に誤って手を入れて、指を欠損するという事故がございました。 (富士ゼロックス:過去のシュレッダー事故について,2006年9月12日) (http://www.fujixerox.co.jp/news/notice/2006/0912_shredder.html) アイリスオーヤマ株式会社製オフィス用ペーパーシュレッダーで2歳のお子様が指を9本切断されたという痛ましい事故が今年3月に起きました。当該機種は事務所での使用を前提に設計されたもののため、紙投入口を広く(8mm)設計していました。 (アイリスオーヤマ株式会社:オフィス用ペーパーシュレッダーでの事故に関して,2006/08/23) (http://www.irisohyama.co.jp/20060824.html) カール事務:本年7月、弊社事務用シュレッダー品番DS-4000にて、2歳4ヶ月の幼児が指を2本切断するという事故が発生しました。 (カール事務器株式会社:お知らせ幼児のいらっしゃるご家庭の皆様へ)(http://www.carl.co.jp/products_list_2.html) 松下電器産業:2000年7月に、業務用シュレッダー(機種品番:KX-2700CA)の置かれた事務所内で、父親が目を離した隙に、1歳7ヵ月の幼児がシュレッダーで手指を怪我された事例が1件ありました。なお、家庭用の機種ではこれまで発生しておりません。 (松下電器産業:経済産業省発表の「家庭用の紙用シュレッダーによる幼児の指切断事故に関する再発防止について」に関するお知らせ,平成18年9月16日) (http://national.jp/wellness/info/important/shredder/) 明光商会 家庭用シュレッダー 発売を開始した平成7年より現在に至るまで、乳幼児も含め、事故はございません。 業務用シュレッダー 6件の事故が発生しましたが、いずれも事務所内で投入口に紙を押し込み指先を挟む等など、不注意による事故でした。全て当社安全基準を満たしており、カッターまで指が届くことなく大事に至っておりません。 けが無し …3件 指先鬱血等 …3件 (明光商会:明光商会製MSシュレッダー投入口の事故について) (http://www.meikoshokai.co.jp/index.html) ナカバヤシ株式会社事故の概要 パーソナルシュレッダの事故では、電源が入った状態で小さなお子様が投入口に手や指を入れられたものと考えられます。親御さんが一瞬目を離した隙に被害にあわれた事例もありました。 事故発生日と機種 パーソナルシュレッダ 発 生 日 地 域 機 種 平成18年7月19日 埼玉県 NSE-501CN 平成18年6月16日 千葉県 NSE-101CS 平成16年12月23日 神奈川県 NSE-501CN オフィス用シュレッダ 発 生 日 地 域 機 種 平成18年4月 千葉県 IS-300E-K19 平成15年5月 大阪府 IS-388-K19 (ナカバヤシ株式会社:シュレッダの事故報告と安全対策について,平成18年9月12日) (http://www.nakabayashi.co.jp/attention_sh.html) 株式会社リコー:事故と対応の概要 過去(1985年12月から1997年5月までの12年間)に、オフィスに設置した業務用シュレッダにて7件の事故が発生しておりました。これらは、お子様が投入口より誤って指を入れ、怪我をされたものです。 (株式会社リコー:重要なお知らせ弊社シュレッダをお使いの皆様へのお知らせ,2006年8月29日) (http://www.ricoh.co.jp/info/notice/060829.html) コクヨS&T 株式会社:弊社シュレッダーにおける事故等関連情報について,2006年9月12日 http://www.kokuyo.co.jp/info/20060912.pdf ↑役に立ったり、面白かったらクリックしてね。byアヤノブ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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