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2006年12月15日
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カテゴリ:おやじの子育て
子どもに読み聞かせるとどんな効果があるの?その1

うちの赤ちゃんも4ヶ月半、7kgオーバーです。
そろそろ言葉も話す(あーウーといかうやつね。)ようなので、本でも読むかなあということで、子どもの読み聞かせの効果はなにかなあ。

まずは読み聞かせはどのくらい、いつまで行っているの?

日本経済研究所が行なった「親と子の読書活動等に関する調査」では、
読み聞かせの状況
保護者自身は、小さい頃に読み聞かせをしてもらった経験があまりないが、ほとんどの子どもは読み聞かせをしてもらった経験がある
<児童・生徒調査>
「よく読んでもらった(50.0パーセント)」、「時々読んでもらった(37.1パーセント)」をあわせると、約9割の児童・生徒が小さい頃に本を読んでもらった経験がある。
<保護者調査>
「あまり読んでもらえなかった(39.2パーセント)」、「読んでもらえなかった(19.9パーセント)」をあわせると、半数以上の保護者は子どもの頃本を読んでもらった経験が少ない。
子どもに読み聞かせをしていた時期は「6歳になるまで(25.3パーセント)」と「小学校低学年まで(22.0パーセント)」が多い。読み聞かせの頻度は、ほとんどが毎日か数日おきである。
保護者が読み聞かせをしていた時期と、児童・生徒が1ヶ月の間に読んだ本の数の関係をみると、読み聞かせをしている期間の長い児童・生徒の方が一か月の間に読んだ本の冊数が多くなるという傾向が見られる。

いつまで読み聞かせを行なったか?
1歳になるまで 1.1%
2歳になるまで 4.6%
3歳になるまで 13.8%
4歳になるまで 7.7%
5歳になるまで 13.9%
6歳になるまで 25.3%
小学校低学年まで 22.0%
小学校中学年まで 5.6%
小学校高学年まで 2.6%
読み聞かせなし  3.2%

読み聞かせの時期と児童が1ヶ月間に読んだ本の数が4冊以上の割合は?
読み聞かせはしていなかった(n=73) 46.7%
1歳になるまで(n=24) 41.7%
2歳になるまで(n=104) 49.9%
3歳になるまで(n=313) 40%
4歳になるまで(n=175) 43.5%
5歳になるまで(n=315) 45.7%
6歳になるまで(n=572) 63.2%
小学校低学年まで(n=499) 52.8%
小学校中学年まで(n=126) 55.5%
小学校高学年まで(n=46) 42.3%
(参考:財団法人 日本経済研究所平成16年度文部科学省委託事業図書館の情報拠点化に関する調査研究「親と子の読書活動等に関する調査」,平成16年度)
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/05111601.htm)

うちも小学3年生ですがほぼ読み聞かせは終了していますね。自分で読みたいみたいです。
本の読む冊数といってもページ数や内容もありますよね。一概に冊数だけではなんとも言えませんね。

では読み聞かせの効果は?
子どもの3年後の発達に影響を与える要因について検討したもの
全国87園にて保護者と園児の担当保育専門職に質問紙調査と訪問面接調査を実施し,追跡可能であった485名を有効回答
結果
3年後の子どもの発達への年齢・性別調整後の関連要因は,<対人技術>で一緒に買い物に連れて行く機会が乏しい,きょうだいがいる,基準年の運動発達がゆっくりである,<粗大運動><理解>で基準年の運動発達がゆっくりである場合,有意にリスクが高くなっていた,
全変数投入の多重ロジスティック回帰分析では,<粗大運動>で本を読み聞かせる機会がめったにない,基準年の運動発達がゆっくりである,<対人技術>できょうだいがいる場合,有意にリスクが高くなっていた。
(参考:安梅勅江:長時間保育の子どもの発達への影響に関する追跡研究-3年後の子どもの発達に関連する要因に焦点をあてて.日本保健福祉学会誌,Vol.10 No.2 Page.9-17 (2004.03.30) )

※粗大運動:座ったり立ったりすること(粗大運動技能習熟)や手でものを操作することは(繊細運動技能習熟)byメルクマニュアル

基本的な動作に読み聞かせが少ないとリスクが高いとのことでした。

テレビと読み聞かせの調査では
都市部、中核市、農村地区の3箇所で、1900名の親に対して、乳幼児の発達へのテレビの影響に関する質問紙調査をしたもの。
結果、子どもが4時間以下のテレビを見ている家庭で、絵本の読み聞かせをしている群の有意語出現の遅れの相対危険度を1とすると、4時間以上のテレビ視聴で絵本の読み聞かせなしの群では相対危険度は4を超える。

(参考:谷村雅子ほか:乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です。日本小児科学会雑誌、108:709-712,2004 )
(http://www.jpeds.or.jp/saisin.html#67)

有意語出現の遅れのリスクが高くなるということですね。

他に

生と死をテーマにした絵本40冊を収集し,その読み聞かせにおける幼児および低学年児童の反応を分析した。
母親や保育者,教師における評価は良好であり,読み手の感動を通じて子どもの心に響く何かがあると感じていた。
年齢が上がるに伴って子ども達の死への悲しみや寂しさはより深いものとなった。さらに,命の大切さを感じとり生きることの重要性を理解する様子が認められ,生や死をテーマにした絵本を用いたデスエデュケーションの有効性が示唆された。
(参考:光岡摂子:絵本の読み聞かせによるデスエデュケーションの試み .小児保健研究,Vol.62 No.5 Page.569-575 (2003.09.30))

感性にも影響を与えそうですね。いつのまにか読み聞かせで死に対する教育や感性も育てているのですね。

効果のあった読み聞かせ
堀洋道教授の研究室で講談社が研究を委嘱したもの。
講談社の全国訪問おはなし隊が訪れた岩手、福岡、神奈川、佐賀、東京、熊本の一都五県でイベント参加者にアンケートを配布して郵送で回収した三百六十件のサンプルを分析した。
〔調査結果〕 
読み聞かせの一週間の平均回数、一回の平均時間と、子供の発達行動との関係について分析したところ一週間の読み聞かせ回数が多いほど子供に主導的な行動や思いやり行動が多く出現し、読み聞かせ一回の平均時間が長いほど、思いやり行動が多く出現していることが示唆された。
親の読み聞かせへの関与と子供の発達行動との関係について分析したところ三つの項目すべて(幼少時の読み聞かせ経験、読み聞かせ効果の認識、読み聞かせ時の子供への働きかけ)と、子供の発達行動との間に相関関係が認められた。
子供の読み聞かせへの関与と発達行動との関係を分析したところ、二つの項目と発達行動の間に相関関係が認められた。
子供が読み聞かせ場面で関与するだけでなく、読み聞かせ場面を離れた日常生活でも、本のことが好きで話をしたり、話のストーリーを遊びにするなどの読み聞かせの影響があることが主導性や思いやりに関係している。

読み聞かせは子供の発達行動(具体的には、他者の気持ちへの敏感性、がまんできる、気持ちを言葉にできる、ボキャブラリーが多い、リーダーシップ、友達の多さ、お手伝いをする、など)に影響を与えることがわかった。
その際、■読み聞かせの効果を認識すること、■読み聞かせ時に子供に話しかけたり、それ以外の場面でも本のことについて子供と話をするなど、読み聞かせをベースに積極的に子供に関与すること、■なるべく読み気かせの回数や時間も多くすることが子供の関与を高め、さらには主導性や思いやりという発達にも影響することが考えられる。

(参考:効果のあった読み聞かせ:全国書店新聞,2001年10月1日)
(http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=1214)

発達行動にも影響しているということで、感性が豊かになると言うことかな
最近の子どもの感性はどんな感じ?

おっとページがつきました。
その2に続く


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最終更新日  2006年12月16日 01時13分37秒
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