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テーマ:こんなん知ってた?(300)
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効果的な咳,排痰ってどんな方法?
咳が止まりません。 痰も切れなくて,咳のし過ぎで腹筋やら肋間筋の筋肉痛になっちゃいました。 このままじゃあやせちゃう!それはいいのか。 息するとゼコゼコしているのに,痛くて咳ができない。 じゃあ効果的な咳の方法はないの? ということで,調べてみようっと。 呼吸は腹式呼吸がよい。 腹式呼吸(横隔膜呼吸)の効果は,一回換気量が増え,呼吸仕事量を減らし,呼吸困難感を減らします。 「腹式呼吸」は、お腹が膨らんだときに下部胸郭も一緒に膨らむパターンが、目指している「腹式呼吸」です。息を吸うときに、あまりお腹に力を入れると、下部胸郭が逆にへこんでしまいます。 「腹式呼吸」により、すべての患者さんの呼吸が楽になるということではありません。 効果的な咳は? 効果的な,咳の前に深呼吸をして、強く咳をすることで呼気流速を高め、痰を出やすくします。 「ハッフィング」とは、「ハー」と声門を開いた状態で2度咳をする方法です。 「体位排痰法」は、姿勢を変えて痰を出す方法です。片側に痰が出やすい方は、痰の出やすいほうを上にして側臥位などの姿勢をとります。重力を利用して痰を口もとに移動させる方法です。 痰の出る部位は、上葉・中葉・下葉と異なりますが、痰のある部位が上になるように姿勢を換えます。側臥位でほとんどの場合、対応できますので、側臥位を5分位とっていただいてから、咳をして痰を出すようにします。 排痰時の呼吸は? たとえば側臥位にして、痰が喉・中枢気道にあがってきたら「ハッフィング」をして出すのが基本です。「ハーッハーッ」とすると、喉のあたりに痰が出てくると音でわかります。痰がここへくると自然に反射で咳が出て痰が出ます。痰が末梢にあるときは、同じ「ハッフィング」でも息を吐いた状態から、軽く「ハッハッ」、とするハッフィングがいいと思います。 もう少し痰が上がって中枢気道にある時は、息を吸った状態で割と強めに「ハッフィング」をします。 Active Cycle Breathing 法 「腹式呼吸」を何回かして、次にゆっくりした深い呼吸と息を吸った吸気位で呼吸を保持します。その後ハッフィングをします。 A のサイクルはリラックスした「腹式呼吸」を3回ぐらいします。「フー」、「フー」、「フー」、次にB のサイクルに移って、“大きく深呼吸をして吸ったところで1・2秒止めてから、吐きます。これを3回くり返します。 A とB を繰り返し、腹式呼吸3回した後、ハッフィングをします。いろいろな深さの呼吸をおこない、そのあとハッフィングをするということで、痰を出すという方法です。 (参考:東京都心身障害者福祉センター:平成17年度呼吸リハビリテーション事業における講習会開催報告呼吸器機能障害者の理解と支援のために「~現場で役立つ知識を広げよう~」(2005年8月24日)) (http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shinsho/chiikisien/img/05kokyu.pdf) なるほどね。これならのどが痛くても,のどを閉じないので痛くないですね。 ハッフィングやっていたら,娘が変な目で見ています。 ニタり笑って,「ハーハー」やっていました。 もともとCOPD(慢性呼吸不全)の人むけに載っていた情報ですが,腹式呼吸とハッフィングでなんとか風邪を乗り切りたいところです。 ←役に立ったり、面白かったらクリックしてね。byアヤノブ 楽天 排痰の検索結果 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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