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テーマ:こんなん知ってた?(300)
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血液を使用しないで血液型がわかるキットが一般発売されたそうですね。
ABO式血液型遺伝子検査キット概要 これまでの一般的な血液を用いた血液型検査は、血液の「抗原抗体反応」を利用してABO式血液型を判定していましたが、このたび発売する検査キットでは、DNA配列の違いから血液型を判別します。DNAの採取は、口腔内粘膜を用いるため出血のリスクがなく、誰でも簡単に自宅にいながら検査をすることが可能です。 これまでの遺伝子検査によるABO式血液型検査は、高コストかつ検査結果が出るまで時間のかかるものが多く、消費者が気軽に利用できるものではありませんでした。このたび提携検査機関で低コストかつ迅速な検査が可能となり、消費者向けの商品として発売致します。 《製品の特徴》 (1) 出血のリスクなく、ABO 式血液型検査ができる (2) 在宅で誰にも知られずに手軽に検査を受けられる (3) 通常の採血による血液型検査ではA型、B型、AB型、O型、の4種のみの区別のところ、遺伝子を調べることにより、より詳しいAA 型、AO 型、BB 型、BO 型、AB 型、OO 型の6 種の遺伝子型のいずれであるかがわかる 株式会社ヒメナ・アンド・カンパニー http://hymena.jp/pr/20090528.html うちの娘も血液型には興味津々で、ちょうど昨晩も、なんで違う血液型が生れるんだ!と聞いてくるので教えていたところです。 このキットなら6種の遺伝子型がわかって便利ですよね。昨日はおばあちゃん、おじいちゃんの血型までさかのぼる話をしていました。 ところで簡単なキットになると、中にはパンドラの箱を開けてしまう人もいるかも知れません。 paternal discrepancy:父子関係の矛盾という意味になりますが、ある男性がその子供の生物学的父親と誤って考えていること。つまり父親だと思っていたということを表します。 2005年の報告では、1950年代から2002年までのイギリス、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、カナダ、南アフリカ、南米、ニュージーランド、メキシコで行われたもので、父子関係を目的とした調査を除いて、他の目的の研究から父子関係に矛盾がみられた推定値の確率は平均3.7%、25人に1人弱という結果が得られた。 不利な境遇の人々、複数のパートナー(性的な)がいる人々、および若い女性の場合には、率が比較的高かったとのこと。 不貞が原因で発生した可能性があった。 しかしながら女性のパートナーが変わり、すぐ妊娠した場合は起こりうる。女性は赤ん坊の父は現在のパートナーと間違えて考えているかもしれない。 Bellis, M. Journal of Epidemiology and Community Health, Sept. 2005; vol 59: pp 749-754. http://jech.bmj.com/cgi/content/abstract/59/9/749 一般的な推定値は10%といわれているがもっと少ないと本文にありましたが、3.7%でもびっくりする数値ですよね。 だれでも簡単に測れるとそれだけ問題も発生するかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月03日 16時13分38秒
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