平然と車内で化粧する脳
おもしろかった~!マイミクのももちゃんに教えてもらった本。早速読んでみることに。ラッキーなことに文庫本になってた!人前でイチャつく、所かまわずしゃがみ込む……激増する不可解な若者達。でも、すべては、モンゴロイド日本人の「脳の進化」い逆らった生活と子育てが原因だった!脳科学の視点から日本を見た、“激しく納得”の大結論が詰まった1冊。(裏表紙の紹介文より)ということだ。脳科学界の鬼才・澤口俊之先生と南伸坊の対談形式なんだけど、オモシロイのでどんどん読み進んだ。冒頭から、車内で化粧したり、駅のトイレの前に座り込んで菓子パン食べてたり、車内ででかい声で携帯で話してたり…。(いるいる!最近増えたよねぇ)彼らは、周りの状況が把握できてない。そもそも他人の存在というものを認知できてないのではないか。ましてや自分の行動が他人にどう思われているかなんて考えも及ばない。だから平気で恥知らずな行動ができる。それは脳科学者の立場から言うと周りを気にする脳の働きが機能していないのではないか。という話から始まる。一種の脳機能障害とまで!“できない”というのはある脳部位のダメージによって起こる典型的な“症状”のひとつなんだって!いままで、“価値観が変わってきた”で済ませていたことを、脳科学の見地から説明してもらうと、妙に説得力が増す。話は人間の進化に及び、どういう暮らしがモンゴロイド日本人にあっているのか?ということに及ぶ。そうなんだ、そうだったのか!とうなずきながらあっという間に完読。そしてあらためて、食事の大切さと子育ての環境の大切さを痛感下のでありました。さっそく魚食べよっと。あまり詳しく書くと、澤口先生と扶桑社に怒られると思われるので、ぜひ読んでみてください!