ステキな毎日♪

今までどうしてなのか、わからなかったことがあった。

たとえば・・・。

私は、湯呑み茶碗を洗ったり、なんていう雑用は下っ端の私がやればいいと思ってる。

先輩が担当している社長のお客さんの湯呑み茶碗が、応接室に残っていた。
先輩秘書さんがどう見ても忙しそうだから「私が代わりにやりますよ」と、声をかけると、
先輩は「（やらなくて）いいよいいよ。」と言う。

遠慮されてるのかと思って、「（本当に）ついでがありますし、やっちゃいますよ。」と、
言っても、「ほんとにいいの！おいといて！」としかられる始末。

なんでだろう？？？？？？？？？？？？

私だったら、気づいてくれて手伝ってくれるって言ってくれたこと自体、
うれしいことだし、またいつかお礼しよう！と思いつつ、
「ありがとう！助かる～！お願いします。」って、甘えてしまう。

そういう助け合いって、うれしいし、楽しいもんだ。

なのに、先輩はいつもこういう時「大丈夫。やらなくていい」と言う。

確かに忙しそうには見えるけど、実は大丈夫なのかもしれないし、もしかしたら、
湯呑み茶碗を片付けることでお客様の好みとか、情報を入手しようとしているのか！？
（秘書はスパイなのです！（＾＾））なんて、いろいろ想像して、
きっと私にはわからない大切な理由があるんだろう、と思っていた。

でも、正直言うと、なんとなく、
こちらの好意を拒否されるみたいで、いつも寂しい思いをしていた。
二人で協力して、ばりばり仕事したいのにな。

だから、なんどかそんなことがあってからは、
なるべく手を出さないように、忙しそうなのわかってても知らないふりをしたりしてる。



それが先日、ぜんぜん別の話、世間話していて謎が解けた。

先輩秘書さん（独身）は、短大時代から一人暮らしだから、
一人になれてしまった、と。
今さら、他の人と同居するということが考えられない、と言った。

先輩が実家に帰ると、自分の母親が夕食の片付けを食後少し休んでからするが、
自分はすぐに片付けたい・・・と思っていて、
すぐにやってしまう。すると、それに気づいた母親が、休んでいたところから、
わざわざ起きてきて、片付けを手伝おうとする。
それがたまらなくいやだ・・・と。

家族といえども、他の人が自分のペースにあわせようとすること、
また逆に自分が、他の人のペースにあわせようとするのが、
ほんとだめ・・・、とのこと。

私なんて、いまだにパラサイト、お風呂もご飯も家族に合わせたり、
自分の希望があればお願いして時間調整したり、
ついであったら、家族の分もやったりやってもらったりってのが、当たり前。

あー、私の理解が浅かった！

はー、そーか。
そういう人もいるんだ。自分の範囲のことは、完全に自分のペースでやりたいって人。
確かにお互いの好みのタイミングって、千差万別。
どれが正しいとか間違ってるとかないから、それはそれでいいのだけど。

そういう先輩にとって私のあの行為は、
自分のペースを乱すし、ヘタに気を遣ってくるし、
「後でやろうと思ってたのに、余計なことを言ってくるなー。」
「すごい自信だなあ。人のこと手伝ってる場合？その前に、
自分のことちゃんとやりなよ。」って、
確かにイライラさせてしまったのかもしれないなぁ。

良かれと思ってしてみたけど・・・。
仕事って難しいね。

でも、わかったから、もう余計なことをするのはやーめた！っと。
ヒヤヒヤしなくてすむわー。
でも、他の人が見たら、「あの後輩、先輩の手伝いしないなあ」って思われるね、きっと。