鈴木ヒロミツさんの言葉
「お別れ前に、一つだけ生意気を言わせてください。皆さん、これからの人生を、どうか楽しむために生きてください。人にはそれぞれ願いがあると思います。でも、目的が何であれ、笑って、笑って、腹の底から笑えるような人生を送って欲しい。僕はね、死を前にして、はっきり思ったんです。人生とは楽しいものだと。だから、どうか、楽しむために生きてください」。(日刊スポーツ 2007年4月23日 9時58分)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070423-00000037-nks-ent心を打たれました。とかく私は、人生の目的は・・・、と聞かれると、考え込んでしまいます。私は、目の前のことをひとつずつ、丁寧に全力でクリアしていけば、最善の道を歩めると考えるタイプ。大きな夢は描けません。些細な平凡な夢はありますけど・・・。でも、あちらこちらで見る「成功術」は、まず目的を明らかにせよ、と言われます。私はその時点で、フリーズしちゃいます。そして、頑張って、目的は何かと考え始めると、仕事や地位や名誉や昇進すること?成長すること?天職を求めての転職?と迷い始め、最後は、同期や友達や兄弟と比べたり、著名人、有名人を見ては、自分の平凡な、というか、うまくいかない人生を思い、落ち込んでしまったりします。でも、鈴木ヒロミツさんは、人生の目的は、「楽しむため」といいます。苦しいことも失敗も後悔も、目的は「楽しむため」。それでいいんですね。すっきりしました。どうやったら自分が楽しいか!それを一番知ってるのは、自分。人が喜んでくれると楽しい!そのために、自分は何ができるか。仕事がうまくいくと楽しい!そのために、自分は何ができるか。大好きな人が元気で活躍してくれてるとうれしい!そのために、自分は何ができるか。家族みんなが心も体も健康でいてくれると、うれしい!そのために、自分は何ができるか。うーん、前は、就職超氷河期だったりするし、家族とか人間関係とか、なんで自分はこんな修羅場を体験するのか、と思うこともありましたが、最近、そんな修羅場でも、そのおかげでいろんなものが見えてきたし、いーっぱい愛情をもらってることに気付けたし、私は、これでもけっこうシアワセモノだと思えてきました。まだまだ気付けていないと思うし、人間的にも未熟だとは思います。でも、気付きってありがたい。気付けていないこと、自分はまだまだだと気付くことでさえ、ありがたい。これからも精進します。ちなみに私の夢は、自分の子供が大人になって、「尊敬する人は母です」と言われるような母親になること。将来の自分の子供に恥ずかしくないような人間になりたい。最後に、鈴木ヒロミツさんがなくなっているとは知りませんでした。3月に肝細胞がんのために60歳でなくなったそうです。ご冥福をお祈りいたします。