今日は、3件の古民家再生現場を廻りました。
まず午前中は、松山市内で築50年の古民家再生現場で竣工前の最終チェック。
5月末には完成の予定です。
午後からは、愛媛県南予地方へ。
築150年の古民家を初訪問させて頂きました。
いきなり玄関の梁の大きさに驚かされます。黒光りしていて迫力あります。
まずはお家を一巡拝見させて頂き、ご要望等伺いました。
初めてお目にかかったにも関わらず、設計監理させて頂く事になりました。
いくつかの偶然が重なった素敵な出会いでした。
でも、「これを必然というのかもしれない。」と、おっしゃったクライアントのお言葉が嬉しかった。
クライアントのご期待に添えるよう、頑張ります。
今日、最後の現場は大洲市長浜町、築130年の古民家再生現場です。
こちらは構造補強が終わり、これから外部建具を入れていくところです。
リビング部分は、2階の床を撤去し吹き抜けにしましたので、床の下地で隠れていた梁が出てきました。
古民家でいつも頭を悩ますのが、土間との段差。
この現場も、施工前は土間と床の高低差が約90cmありましたが、土台の天端を下げる事によって段差解消・天井高確保する事が出来ました。
古民家再生は、年代によって建て方・組み方も違うし、使っている材料も違います。
でも、それぞれその住まいが重ねてきた歴史があります。
解体してみてビックリするような状況が頭を悩ませるのはよくある事です。
その度に現場で棟梁や職人さんと知恵を絞り合います。
古民家再生をされるクライアントは皆さん、すごい想い入れがあるんです。
そのクライアントの「想い」をどれだけ表現できるかが、私の仕事だと思っています。
難しい、でもだからこそ・・・古民家再生は面白い！
