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カテゴリ:古民家
日田市で日田杉の視察を終え、臼杵市へ移動。
臼杵市の町並みの視察に行きました。 まずは臼杵城址(うすきじょうし)へ 臼杵城は現在は陸続きですが、かつては臼杵湾に浮かんでいた丹生島(にゅうじま)と呼ばれる小島だったようです。 現在では大門櫓と畳櫓だけが残されており、市民の憩いの場・臼杵公園として親しまれています。 畳櫓(たたみやぐら) 畳櫓は、桁行4間(7.92m) 梁行(4.44m)の2階建てで、入母屋造りです。 1648年頃建立され、1763年の大火で焼失し、1772年頃再建されたようです。 次に訪れたのが【稲葉家下屋敷】 旧藩主・稲葉家の臼杵滞在所として明治35年に建立された建物です。 外塀は下見板張りの姿を受け継いでおり、高さの1/3を占める基礎部分には、地元の「灰石」が使われています。 御門 土蔵 台所棟は2層になっており、2階の小屋組みでは、天井に竹が張られています。 2011年に保存再生工事が行われたようで、古さの中に新しさも見え隠れしています。 臼杵の町並みは、そこに住む人達の生活感が溢れており、店先の方も皆さん笑顔で迎えてくださいます。 町並みの保存再生って、観光化させる事が目的ではなく、そこに住む人達が「良い町に住んでるんだ」と自信を持てるような町を創る事が必要だと思っています。 【公家の大蔵】 1880年創業の造酒屋の酒蔵を再生したギャラリー。 なんとここには、あの!!!アズレージョ(タイル壁画)があるのです。 アズレージョは、ポルトガルで良くみられるタイル壁画です。 昨年、本場のアズレージョが見たくてポルトガルまで見に行った程の大ファンなんです。 このアズレージョも、ポルトガルの作家・ロジェリオ・リベイロ氏が描いたタイルで、当時の南蛮交流を記念した絵がデザインされています。 まだ書ききれない程、小さな町に大きな宝物が沢山詰まっている臼杵でした。 またゆっくり散策に訪れてみたい・・・そんな魅力ある町でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 13, 2012 01:12:12 AM
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