日本海に面した京都・伊根町に行ってきました。
ここには、海面ぎりぎりに立ち並ぶ230軒の舟屋があり、その景観が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
日本海にしては珍しく波静かで穏やかな湾です。
江戸時代、木舟が多かった為、舟を家の中に格納して、舟を長持ちさせていたそうです。
尚且つ、その舟屋には干物の加工場や、漁具の手入れや出漁準備をする場としても利用されていました。
この伊根湾は、満潮と干潮の差が少ない為、このような舟屋が可能なんだそうです。
町で唯一の酒屋を訪ねてみました。
創業250年の造り酒屋「向井酒店」です。
建物は創業当時のまま使用されています。
店内にお邪魔すると、現在の13代店主の息子さんが対応してくださいました。
建物の中も説明して頂き、いろんなカラクリや工夫されている点など教えて頂きました。
店舗入口のこの建具。
引き戸としても使えるし、大きな樽を運び出す際には、扉を上に持ち上げるんです。
結構田舎町なんですけど、若い方が家業の酒屋とこの築250年の古民家を守っていってる・・・
なんだか嬉しくなりました。
お酒が好きな友人に・・・日本酒「京の春」をお土産にする事にしました。
海と反対側の町並みも散策。
この日の海面と同じように、穏やかで静かな町並み。
いつまでのこの風景を残してもらいたいですね。
静かで穏やかな、女一人旅でしたよ!