鬼北町の古民家再生現場にて、第1回現場見学会を開催しました。
今回の現場では、完成した状態だけではなく、古民家再生のプロセスを見学して頂きます。
今日、見学された方も、この家の小屋組には驚きの表情。
現場では、115年という長い年月で傾いた家の建てり起こしをしている真っ最中です。
犬走りや、解体前のブロック壁にアンカーを打ち込み、ウィンチで引っ張って起こします。
極端に引っ張り過ぎると、木材と木材を継いでいる組手が外れる可能性があり、予断を許さない作業です。
柱の傾きが最大75mmだったのが、15mmまで起きてきました。
小屋組が重たいので並大抵の作業ではありません。熟練された職人技が光ります!
大黒柱も35mmの傾きを10mmまで起こしました。
ベテランの大工棟梁が見学者の方に・・・「武知さんの現場は、大事(おおごと)過ぎて、いつも胃に穴が開きそうなんです・・・」とつぶやいてました。
私が「胃に穴が開かなくて安心したよ、ご苦労さま」って言うと、棟梁は苦笑してました(*゚▽゚*)
棟梁の、この古民家再生現場に懸ける意気込みには、凄まじいものを感じます!
第2回現場見学会は、平成25年6月25日(火) 10:00~12:00
第3回現場見学会は、平成25年6月30日(日) 14:00~16:00
を予定しています。平日だと、棟梁の話も聞けますよ!