講習を終え、2時間ばかり空時間ができたので、小さな美術館「藤田美術館」を訪ねてみました。
「藤田美術館」は大阪で明治時代に活躍した、実業家藤田伝三郎のお屋敷にある蔵を再生し、東洋古美術を中心としたコレクションが展示されています。
蔵といっても木造ではなく、日本最初期の鉄筋コンクリート造で、空襲で邸宅は焼失したもののこの蔵が残ったのはＲＣ造であったことが運を奏したのかもしれません。
この美術館は、春季展と秋季展、それぞれ3ヶ月づつしか開館されないのですが、ちょうど春季展開催中だったので、行くことにしました。
個人のコレクションにしては国宝9点、国の重要文化財51点を含む5000点が所蔵されており、コレクションの規模の大きさを感じます。
今回の春季展では、国宝「曜変天目茶碗」、「紙本著色玄奘三蔵絵」など28点が展示されていて、小さい展覧会ながらも、国宝の美術品を観る事ができ、鳥肌立つような感動！
東洋古美術は難しくてあまり詳しくはないですけど、何故国宝に指定されているのか・・・というのは理解できたような気がしました。
隣接する敷地には邸宅跡の公園があり、市民の憩いの場として提供されています。
東京でも大阪でも、都会だからゴミゴミしてるかと思いきや、都会のオアシスはあちらこちらに豊富にあります。
ネット検索で見つけた小さな美術館、プチ幸せな時間を過ごす事ができた事に感謝し、大阪研修も無事終わりです。
・・・でもまた明日から山形です！そう・・・「さくらんぼマラソン」です！
