築150年余り経過した蔵の改修が始まりました。
見た目綺麗です。
改修前・・・
予定では腰壁の板壁を、建築当時の鎧張りにする計画していましたが、板を剥がしてみると、柱や土壁が想像以上に痛んでいます。
柱の足元はシロアリ被害を受けていて、半分以上無くなっています。
ここまで来ると、このまま塞ぐ訳にいきません。
長屋門や離れと同じようにジャッキアップを打診するも、蔵は重た過ぎて大工はなかなか首を立てに振ってくれません。
家主さんの意向も確認して、再度大工にお願い・・・
首をひねり苦笑いしながらも「全力を尽くしてみます」
・・・との事で、この蔵をジャッキアップし、基礎の嵩上げ、土台の差し替え、柱の根継ぎを行っていくことで三者了解。
うちの古民家再生プロジェクトチーム、職種も様々で職人沢山いますけど、家主さんの気持ちを理解し、大切な財産を残していきたいと想う気持ちはひとつです!