|
カテゴリ:人生
私は、若い時にどうしても許せない人が3人いました。父と母と父の妻でした。
私が物心ついた時には、父と母はもうすでに別れていました。ですから私の記憶には、両親一緒の思い出はありません。私は母と二人で暮らしていましたが、父はすぐ再婚して二人の子供ができました。母は私が高3の時に再婚しました。 母と暮らしている間、時々父の所へ行く事がありました。母はあまり裕福ではありませんでしたが、父はドクターでしたので裕福でした。それで、私の進学などでお金がいる時に母は私を父の所に行かせました。 父の妻は、父が私の存在を最初隠していたので、知った時にショックを受け、体調を崩した事で父を責め続けていました。父は彼女に頭が上がらない様子で、私の事で何度も謝っている姿を目撃しました。 私が父の所へ行った時は、妻は自分たちの子供に私を、親戚の子供として紹介して、決して父の子供である事を言わない様に口止めをしました。ですから私は父を「お父さん」とは、呼べなくて「おじさん」と言わなければならなかったのです。私にとってはそれは屈辱でした。 心がすさんでいき、私は一種の感情の不感症になりました。悲しみや寂しさを感じないかわりに、感動やよろこびも感じなくなりました。はたから見たらクールで何を考えているかわからない人間に映ったと思います。 そして心の中は、父と父の妻と、母に対する憎しみでいっぱいでした。自分は生まれてこなければよかったのにと思っていました。 父は私が21才の時癌で亡くなりました。父は妻が精神的に不安定なのを気遣って、自分の家族に死ぬまで、どんなに痛くても辛い顔ひとつ見せませんでした。 たった一度私にだけ「自分はもうだめかもしれない…」と見た事もない悲しい顔をしました。その時、死ぬ間際まで家族に気を使い、誰にも気持ちをぶつけられなかった父の人生を心から気の毒に感じて、父を許そうと初めて思いました。 潜在意識を解読できる様になって、父との関係を見たら、父と母は戦国時代をはじめ、何回か転世するたびに敵同士だった様です。 私は、今生で和というテーマとミッションを持って生まれて来ているので、敢えて敵同士の父母を選らび転世した事がわかりました。 (つづく) 宇宙エネルギーと潜在意識(解読...ジュネ)感想コーナー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 27, 2006 09:35:51 AM
[人生] カテゴリの最新記事
|