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カテゴリ:人生
今回は、私の夫の話しです。
夫はピアニストなのですが、普通ピアニストが辿る道とは全然違う経歴の持ち主なのです。いわゆる「独学」でピアニストになったのです。それもクラッシック音楽のピアニストなので、かなり珍しい存在だと思います。 彼は16才まで、全くピアノを弾いた事がありませんでした。彼は3人兄弟の長男ですが、母親は次男にピアノの才能があると思い、逃げ回る次男に無理や りピアノを習わせていたそうです。でも長続きしなかったので、ピアノも売ってしまったそうです。 夫が16歳の時、テレビかラジオかで、チャイコフスキーのピアノコンチェルト第一番の曲を聞いた途端、体に電流が走るような衝撃を受けたそうです。「この世にこんな素晴らしい曲があるのだろうか!」と感嘆したそうです。それから彼のピアノ人生が幕を開けたのです。 彼はそれからピアノが弾ける所を捜し、いつ何時でもどこにでも行って練習したそうです。もちろん実力のあるピアノの先生の門をたたき、基礎を学んだのですが、ことのほかコンサートに足を運んで、舞台の上のピアニストを凝視し、テクニック、音楽性、音の音色を365日研究した様です。 その頃父親の事業がうまくいかず、家計を支えるためと、グランドピアノを購入するために、20歳から夜はクラブピアニストとして、ピアノバーを掛け持ちして収入を得たそうです。その経験から、クラッシックだけではなく、ポピュラーからジャズまで幅広くこなせる様になったのです。 私が、潜在意識の解読ができる様になって、夫の前世を見たところなんと、ロシアのチャイコフスキーの友達だった事がわかりました。ですから、ピアノコンチェルトを聞いた時、潜在意識から前世の記憶が甦って、彼をつき動かしたのだと思います。 その後の上達ぶりは、とても今生だけの練習量では習得できるものではありません。日常生活では、彼に3つ買い物を頼んでも、必ず1つ忘れるような記憶力ですが、ピアノコンチェルトは、5回弾くと覚えてしまうのです。初見で弾くのも得意です。 この様に前世で習得した能力を、今生で発揮する方は少なくありません。前世の情報はすべて潜在意識の中にインプットされているのです。 潜在意識解読の感想コーナー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2006 06:25:58 AM
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