いよいよ本格的な夏が来ましたね。
海に泳ぎに行く人はワクワクしています。楽しく泳いで、日光浴して、スイカを割ったりして、と想像します。ポジティブモードです。
それと同時に、何かあったら大変だと怖い事が頭をよぎります。ネガティブモードです。たとえば、沖まで行き過ぎて急に波が来て溺れたら…、日光にあたり過ぎて皮膚にダメージが来たらどうしよう…、とか。
これは当然の発想でしょう。まず沖に行かなければいいのです。天気予報を聞いて、台風が近付いている日に海水浴に行かなければいいのです。日光浴もほどほどにすればいいのです。これでポジティブな方向に解決です。
もし、波が荒いのに沖に出て「私はポジティブだから、どんな時でも大丈夫」とお気楽に泳いでいるのでしたら大変な事です。現実を把握できないのです。
このように一概にポジティブは良いもので、ネガティブは悪いものだという事ではないのです。
登山が好きな人は、山頂に立った時のすばらしい感動を味わいたいとワクワクして登ります。これはポジティブです。その反面、一歩間違えば遭難するかもしれないという思いもあるでしょう。これはネガティブです。
登山家は遭難に備え、体を鍛えたり、山に対するの知識をつけ準備をします。山頂を目の前にしても、吹雪や雪崩で遭難しそうなら、勇気ある撤退
を選択するでしょう。このように、ネガティブはある意味、セキュリティシステムの確認の役目も果しています。
問題なのは、溺れる事を想像し続けながら海で泳いでる人、遭難するとつぶやき続けながら登山する人です。そんな人いるのですか?と言いたくなるでしょうが 結構多いのです。
海水浴や山登りは例ですが、仕事で成功したいのに、自分は失敗するのではないかと思いながら仕事をする人。叶えたい願望を持っているのに、自分はだめな人間だから 叶わないのだと思っている人。心当たりありませんか?
自分が何かやろうと思い、決意して行動する時、一瞬ネガティブが顔を出します。まずそれを受け入れて「私は私を信頼しているし、守られている。何かの時は必ず適切な行動を取れるし、冷静に判断できる。」と言い聞かせましょう。
ネガティブを持続させる事を習慣化しない様に。ネガティブが出ても現実と思考を分離させず、バランスよくポジティブな考えに変換するのです。そしてそれを習慣化させるのです。潜在意識は習慣化された事を受け取ります。
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