☆うるる☆

ちょこっと前に女友達と2人でオッシャレーなお店に行きました。うふっ☆

大きい道路の1本奥の道を入った細い道路でひっそりと営業している小さなお店。

店の外には黒板で書かれたメニューがあり、本日のお薦めメニューらしきものが5品ライトに照らされていました。

もぅその時すでに夜の11時をまわっていて、他にやってる店もあまり無かったし、まぁそのお店自体雰囲気のあるお洒落なバーチックな所で勢いに任せて入りました。

中には5人程座れるカウンターがあり、奥にはテーブルが2つ。
本当に小さなお店で、でも、うっすらとしたオレンジのライトがクリスマスを匂わせるようなしっとりとした雰囲気で、まぁそれがなんとも言えず素敵な感じ☆

店の作りはどうもイタリアをイメージしているらしく、大きな国旗が壁に貼られていたり、沢山のワインが所狭しと並べられていたり、メニューもピザやらなんやらとありまして、そこそこいい感じだったんです☆

早速シーザーサラダとシェフお任せピザと特製ビーフシチューを頼みました。
値段もそこそこで、私すっごい料理に期待しました。
特製ビーフシチューですよ？！特製ってなんかすっごくいい響きじゃないですか！
値段だって1人前2300円！絶対美味しいはず！
あぁ早く食べたい☆　ﾙﾝﾙﾝ♪　ﾙﾝ♪

でもなんだか1品出てくるのにすっごい時間がかかって最初にでてきたサラダが20分！わぁぁ美味しい(ﾟρﾟ)
次のピザが更に20分！キャン美味しい(ﾟρﾟ)
私電車で帰りたいんだけど・・間に合うかな・・ﾄﾞｷﾄﾞｷ。
不安のﾄﾞｷﾄﾞｷとシチューを待つ期待のﾄﾞｷﾄﾞｷが入り混じるこの不思議な感じ★

待つこと更に15分・・。

うひょーきたーーー！！


・・あれ？ち・・ち・・小さくない？シチューって深い皿に入ってて、スプーンですくって口に運ぶようなそんなイメージだったけど・・

あ！これがイタリア系シチューなのね☆
スプーンとか見当たらないけど・・てかスプーン逆にいらないよねこれ。ｴﾍ
平べったい皿の中心に肉が乗っていて、周りに茶色い液の様なものが多少広がっている感じ。

とりあえず食べよう！ナイフとフォークでお上品に食べよう！



ﾊﾟｸﾘ



! !



しょっぱっ！！



＋まずっ！！



えぇぇぇぇ！嘘でしょ？！
嘘・・何コレ・・えぇぇ・・チョット待って！
私何頼んだんだっけ？
えーっと・・特製・・ビーフシチュー・・でしょ？


特製？？


またまた・・冗談きついっすよ・・。
第一！ビーフシチューをショッパイって思ったことなんてこの24年間一度もないですもん私！
味が濃くてしょっぱいんじゃないんですよ・・。
まぁそれに近いんだけど・・なんつーかビーフシチューの味が醤油なんですよ明らかに・・。
そこのお姉さんは「残ったスープはパンにつけて食べても美味しいのよ」って言ってたっけ・・。


パンにつけなきゃ食えねーよ！

この感情をどこにぶつけろと？
・・この1口減ったしょっぱいモノをどうしろと？

友達の顔を恐々見ました・・。

ﾁﾗｯ


うわー血管浮き出てる・・。


早く出よう！今すぐここから飛び出そう！

すぐにお金払って店を後にしました。
あまり会話も交わさず友達とサヨナラをして電車に飛び乗った私。

あれ・・？何か足りない・・。
何？何が足りないの？
あの店に足りないものは多々あった気がする。
だけど今足りないのは確実に私の中の何かだ・・。
あ・・期待に胸躍らせたあの感情？
それともあの日生まれた恋心？



あ！



買ったばっかりのマフラーが無い・・・！



行けない・・あそこにはもぅ行けないよ・・


マフラーと心躍る感情を一気に無くした冬の始まり・・。