土曜日の宴会
元職場の後輩。でも、役職は私より上。元の職場。新設で、集まった人間は野心の多い人間が多かった。なんといっても、組織に合わない者が多かった。それでも何とか形になって行ったが・・・・10年経ち、やはり初期の野心の多い連中は問題を起こしているらしい。仮にも一緒に仕事をした連中だから、ちょっと心が痛む。一番悪いのは、静内で同室だった者。出世は早いほうだったが、当時から癖が強く協調性が低かった。まあ、能力があるあら出世が早いのだけれど、不遜なところがあった。で・・・・・職場に「性」を持ち込み、他人から非難され、上司の知れるところとなった。強制的な配置転換。左遷であり、現在は「老座敷」に軟禁状態とのこと。人間は男性と女性しかいないから、性別は尊重されるべきだが・・・・親子以上離れた相手に「男」を前面に出しても、普通ダメだな。そんな分別もない人間だったとは、呆れる。飲み相手は、あと少しで私と同じように「卒業」。準備は着々と進んでいるようだ。別の先輩に声をかけて、仕事の内容を把握したり、必要なスキルを調べたり・・・・そんな中から、次の職場もほぼ確保できてるらしい。体に爆弾を抱えているからこそ、慎重に手を打っていると思う。将来、必ず大きな手術が待っているのだから、彼なら容易万端だろう。晩節を汚すことなく人生を歩んでいる者同士。このままなんとかそれなりの生活で、潔い晩節を送りたいと思う。再会を約束して宴を終えた。