ドラフト最下位
アメフトでは、32チームがある。最下位のチームから指名権がある。弱いチームから、強い選手を指名していく。このため、弱いチームがいつまでも弱いわけではない。ドラフト7巡目。最下位での指名。サンフランシスコは、3人目のクォーターバックを指名した。先発が居て、控えが居て・・・・・3人目に活躍の場はない。サンフランシスコは、今季何とか地区優勝を狙える位置にいた。だが、先発は負傷。控えも骨折。僅差の試合の中、3人目のクォーターバックにチャンスが巡ってきた。試合の途中から・・・・・大学を出たばかりの新人。簡単に実績を残せるわけではない。それでも、彼「パーディ」は2タッチダウンを取り、試合に勝利する。その後も勝ち、パーディは3勝目を手にし、チームは地区優勝を決める。彼よりも将来を嘱望され、上位でドラフト指名されたクォーターバックは何人もいる。2年目、3年目でも試合に出れないクォーターバックもいる。シンデレラボーイ・・・・その登場は、現在頂点に立つ最年長クォーターバックの経歴に重なる。シーズン後半から先輩の負傷により試合に出て、そこから快進撃。最後は、スーパーボールを制覇して頂点に立つ・・・・そんな伝説の再来を、ファンは待っているのかもしれない・・・・でも、プレイスタイルは堅実。チームのオーダーをきっちりこなす。小さな体で、臆することなくプレーする。そろそろ、アメフトも終盤戦。面白くなってきた。