これは・・・・・
ハッキリ言うと、ジブリは外せと言うこと。猫バスなんか使うな!何故か?ジブリ展と言えば、子供たちが集まる。実際、小学生以下の子が多かった。でも、展示しているものは「宇宙戦艦ヤマト」に始まるサブカルチャー展。アニメブームに乗っかって発行されたアニメ誌と日本アニメの制作者の歴史が展示品。これは、子供たちに見るものがない。これがアニメージュ展なら・・・・宇宙戦艦ヤマトのブームから始まり、ガンダム、マクロス、ボトムズと展開しエバンゲリオンへと繋がる。その横でルパン三世からジブリに至るもう一つの流れ。その中でアニメーターとファンの懸け橋となったアニメージュ。ブームから現在まで、サブカルチャーとして確立した中で生き残ってきたアニメージュ。生き残れなかったアニメ誌との差別化が、取材から始まっていたこと。アニメ誌であることから、ビジュアルに特化させ、カラーページの充実などに取り組んだこと。アニメと玩具にも触れ、アニメから始まるサブカルチャーの確立と関連性にも取り組んだこと。1980年代のコアなファンからジブリ作品に至る大衆化・一般化の流れ。アニメを浴びて育った60代以下の世代には興味深い展示会だった。ただ、基本的に60~40代の大人の為の展示会の色がぬぐえない。ジブリの協力があったのは事実。この展示では、物販はジブリ一色。でも・・・・・資金に行き詰まり、身売りしてテレビ局に買い取られたジブリプロダクション。映画の評価ではなく、売り上げで苦労している実態。透けて見えるジブリの苦闘。辛口の論評をしているのは・・・・展示物が、私の中で貴重なものが少なく・・・・・過去のアニメージュ紙面は、当時立ち読みで見ていた物・・・・一部の展示物や触れられた資料は、我が家にもある物・・・・・アニメージュの50周年を記念する展示としては、中身が薄いを感じてしまった…その上、小さな子供たちの残念そうな顔を見るとねぇ・・・・