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「放射線について考えてみよう 小学生のための放射線副読本」
文部科学省が、全国の小学生用に作成・配布した上記タイトルの副読本について。 文部科学省・小学校児童向けの放射線の副読本 他の学年・クラスですでに先月など早々と持ち帰ったところもあるという話もありましたが、クラスごと・担任の先生ごとに、対応も色々であるということです。 担任の先生に連休前、事前に質問したところ、クラス全体で副読本を読み、難しいと思われる部分については解説をしたうえで配布する、ということでした。 このクラスの場合、解説は、道徳の時間の前半の約20分を割いて行われたそうです。 最初に、「放射線って、何だろう?」(P3~6)と「放射線は、どのように使われているの?」(P7~8)を先生が読み、「コラム 偶然から発見された放射線」の、ドイツのレントゲン博士がエックス線を発見したというエピソードについて、詳しく触れたそうです。 その後、「放射線って悪いものだと思う人?」と挙手をさせたそうです。その時、クラスの児童の全員が「悪いものだと思う」に挙手したとのこと。 それに対して先生からは、医療の分野でレントゲンが使われている話などに触れ、「いいものにも悪いものにも使われている」との説明があったそうです。 その後、「放射線から身を守るには?」(P15)を先生が読み、一番下にあるイラスト入りの説明、「放射線から身を守る方法」「放射性物質から身を守る方法」を読み、ここで時間を割く形で、事故の時に身を守る方法について、詳しい解説があったとか。 その時、子どもが一番印象に残っていた様子の内容は、「避難時には、なるべくコンクリートの建物の家等の中に入りなさい」というところで、コンクリートの建物について繰り返し強調されていたような話でした。 以下、副読本より抜粋。 「放射線から身を守る方法」 放射性物質から離れる 放射線を受ける時間を短くする コンクリートなどの建物の中に入る(木造よりコンクリートの方が放射線を通しません) 「放射性物質から身を守る方法」 空気を直接吸い込まない(マスクやハンカチで口をふさぎます) 決められた量より多くの放射性物質が付いたりした可能性があるとして制限された食べ物や飲み物はとらない 後日、学級だよりで保護者へ副読本の指導をしたというお知らせのみがありましたが、できれば保護者に、具体的に、どのような指導がなされたというレポートのようなものがあると、さらにベターであると思います。 さらに、個人的な意見としては、もう一歩踏み込んで、子供たちにとってより身近な毎日の学校生活・日常生活の中で配慮・注意すべき点を、難しい内容でなく、子供達に寄り添う内容や言葉で説明・指導をしてもらえるといいのではないかと感じました。 また、放射線が医療現場において使用されているという部分で、良いか・悪いかという二極的な説明が、誤解を招く場合もあり、配慮して説明をしてほしいと感じました。 具体的には、やはり今回の原発事故について取り上げること、危険性といったこと、ここにテーマをしぼって話をするべきではないかと。内容がぼやけてしまわないように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 19, 2012 12:44:07 AM
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