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米国時間で2月5日の日曜日(日本時間6日朝)、第40回スーパーボウルがキックオフされる。
2月の第1日曜日は、スーパーサンデーと呼ばれ全米中、いや世界中のアメリカンフットボールファンが熱狂する日だ。 アメリカでのスーパーボウル人気は絶大で、TV視聴率が40%を越え、視聴者数では約1億3千万人以上と、国民の2人に1人が生で観戦することになる。当然その日の街の中はガラガラだ。 ゲームに熱狂するのは勿論だが、実はもう一つ大きな話題で盛り上がる。 それが、ゲームの間に流れるTVコマーシャルだ。 次の日の職場や学校では、試合の結果よりもCMについて話題になることが多い。 試合よりもCMに興味がある視聴者が多いのも事実だ。 これだけの視聴率の試合だから、CM料金も莫大な金額になる。 30秒スポットでなんと約2億5000万円。 しかも、年々その金額は上がっている。 (1970年と2004年ではCPM価格が$8.88から$25.06と約3倍) これだけの投資をしてまでも流すCMはどんなものか? 今日は昨年流れたCMの一部をご紹介したい。 まずはAnheuser-Busch社 バドライト(ビール)のコマーシャル これは、USA-TODAYで昨年のスーパーボウルCMで1位に評価されたものだ。(音声ONでどうぞ) 「スカイダイビング」 (笑) スポーツ中継でのビール会社の広告の力の入れようは半端じゃない。 シーズン中から“ビールを飲んでエキサイティングなゲームを応援しているシーン”をいつも訴求していたが、このCMは近年流行のユーモアCMを反映したものであった。 そして同じくAnheuser-Busch社 日本では絶対にありえないCMです。 「Thank you」 当時イラク戦争問題で混沌とした状況でした。 湾岸戦争時にはスーパーボウルが中止になりかけたこともあるくらい、戦争中にお祭り騒ぎをすることに疑問視する声もあった。 一方で試合前に国家斉唱をし、ジェット戦闘機が舞い降りる演出など、スーパーボウルはナショナリズムを高揚するイベントでもあると言える。 ビール会社が一切ビールを広告せず、視聴者の心を掴み、企業ブランドに結びつけた面白い例だ。 その他にも、04年のジャネットジャクソン事件をパロったもの(不評だった)など、数多く放映されたので、興味のある方はこちらからどうぞ。 基本的に有名な大企業のCMがほとんどだが、無名な企業が知名度アップの為に放映することもある。5年前は数多くのドットコムカンパニーが名を連ねたが、今残っている企業はほとんどないようだ。 時代を映すこのCM合戦。 今年もサイドラインの外では既に各社の戦いが始まっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 5, 2006 12:32:42 AM
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