|
カテゴリ:カテゴリ未分類
最近電車で見かけたちょっとした出来事。 満員電車で一人の女性が入ってきた。 ご年配の方で、杖をついている。 手に抱えた大きなビニール袋には、なにやら沢山のものが詰まっている。 その方が座席の前に立つと、座っていた40歳代のサラリーマンの顔が急にけげんそうな表情になった。 書類を見ているようなのだが、席を譲る気配は全くない。 電車が揺れるたびに、女性はよろめき、手に持った荷物も落としてしまった。 どうして席を譲らないのか? 席を譲れない事情が何かあるのかな・・・ 私は黙って遠くから様子を伺っていた。 そして女性が乗ってから2駅目で、その男性は何事も無かったように降車し、女性はやっとの思いで座ることができた。 なんで席を譲らないんだ、けしからんと、一方的にその方を批判することはできない。 でも、あと2駅で降りるからではなく、たったあと2駅だからという見方になれば、必然とすぐに譲ることができたのではないだろうか。 勿論、すぐ降りる、降りないの問題では無いのだが。 年老いた杖をついた女性が立ち、誰一人席を譲らない光景はちょっと異様であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 14, 2006 06:19:09 PM
|