ソリッドモデル展示会
三鷹で開催された「ソリッドモデル展示会」を見学してきました。クラブのA会員(自分ではない)が好みそうな、ドイツの計画機。無理やり3発機。SNSにもアップしたので、きっと作ってくれるでしょう。こちらもドイツ計画機。そこに二重反転プロペラを付けるのか。これは、お前がやれって言われそう。一見ジェット機?なぜかお尻にプロペラが。ここからは、日本の計画機。二重反転プロペラつけた鍾馗。大馬力エンジンのトルクを打ち消すために考案されました。機体のわりにエンジンが大きいので理に適っているのですが、当時の日本の工業力では二重反転ギアを製作することができず、企画倒れに。これは模型で再現して、回したいですね。積みの1/32キットの使い道が決まりました。こちらは、排気タービン装備のキー87。排気タービンが胴体の右側についています。本来なら機体下面につけなければならないのに、「下から撃たれると困る」というトンデモな理由でこの配置に。案の定、乱流が生じてまっすぐ飛べなかったそうです。P-38は胴体上面に配置されてますよね。機体構造が違うといえばそれまでなのですが。三鷹といえば、中島飛行機の城下町。中央線沿線に、軍需工場が集中していたことが分かります。こちらは、三鷹市内で空襲を受けた場所を示した地図。興味深いのは、赤で囲んだ部分。閑静な住宅地なのに、執拗に爆撃を受けています。ここ、陸軍の小泉中将の邸宅があった場所だそうで、小泉中将を殺害するために精密爆撃したそうです。陸軍中将の邸宅の場所が米軍に知られていたことにも驚きです。こちらは、1/150スケールの太宰治。何故、太宰治?三鷹は太宰治が最後に住んでいた土地で、三鷹駅西側にあった跨線橋で撮られた写真で有名です。調べればすぐに出てきます。その跨線橋も老朽化のため、昨年12月に取り壊しが決まり、今は閉鎖されてしまいました。これは、跨線橋をイメージしたジオラマです。まだプランニングの段階で、これから製作するそうです。図面があるし、写真もたくさん撮ってあるので、自分も作ってみようかと思い始めました。ただ、電車の車庫を跨ぐので、全長が約90メートルあるのです。1/150スケールでも、それなりのサイズになってしまいます。いまさらそのくらいのサイズでひるむなと言われそうですが。来場者は、猛暑の影響か、もうこんな昔の飛行機に興味持つ人が減っているのか、数える程しかいませんでした。その数える程の中に、ホラ・ブロワーズのM橋氏がいました(笑)世間は狭い。ちなみに、この飛行機の作者も、自分が勤めていた会社の大先輩(笑)