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2006年04月16日
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カテゴリ:家族
 一ヶ月ぶりの書き込みになりますが、今週の月曜日にやっと日本から帰ってきました。
日本には約2年ぶりでした。やはり、日本はいいですね。何となく落ち着きます。
去年、うちの姉夫婦が新居を建て、そこにうちの両親が同居することになりました。その家は私と両親が20年以上住んでいたところからそう遠くなく、学区も同じということもあって、私にとってはそれほど”新天地”という感じはありませんでした。その新居は前の家の2倍以上広く、姉の家族4人とうちの両親2人の計6人の大家族で生活しており、今回私とエリカが加わっても”手狭”になったという感覚は全然感じられませんでした。
 エリカは初めての旅行、飛行機、自宅以外での寝泊りと始めて続きでした。そのせいかすごく甘えん坊になり、数日間私の側を一時も離れたがりませんでした。トイレに行っただけで泣いて追いかけてくることもあったくらいです。私の家族にも最初慣れず、私の両親とはこちらで数ヶ月間一緒に暮らしていたこともすっかり忘れていたようで、母が抱っこしてもすぐ泣いてしまう始末でした。うちの両親はそれにはちょっとショックだったらしいです。
1週間がすぎるとエリカも皆に慣れ親しみ、特に姪っ子のさきちゃんにはすぐなつきました。えりかはさきちゃんが大好き。姪っ子の行くところをいつも追いかけていました。子供同士というのは言葉以上の何かで惹かれあうものだと、今回改めて感心しました。

 今回の里帰りで一番大変だったのは、エリカが帰る間際に病気をしてしまったことです。4月5日に帰国予定でしたが、結局10日に帰りました。エリカは”Stomach flu"、日本では”嘔吐下痢症”というそうですがそれにかかってしまったのです。40度を越す高熱と、嘔吐が2日間続いた後、下痢がつづきました。高熱に嘔吐、食欲もなかったのですぐに脱水症状を起こし、点滴治療をすることになったのです。
4日間、点滴の針が小さな手のひらに刺さったまま腕を包帯でぐるぐる巻きにされたエリカの姿は、本当にかわいそうでした。最初の2日間はエリカとは思えないくらい静か、というかぐったりしており、だっこから床におろすと5-6秒後には床にごろんと横たわっていました。本当にしんどいのだなあ、かわれるものならかわってやりたい、と思えるほど力なく横たわる娘の姿を初めて見て切なくなりました。
点滴の針が抜ける頃には下痢は2-3時間毎あったものの、食欲もあり、元気も出てきたので一安心でした。点滴が抜けた後もそちらの手をかばう様にしている仕草が本当にいとおしく、あわれに思え、また点滴のあとが痛々しくしばらくの間エリカの手のひらをさすってやっていました。ナースとして働いている私でも、こと自分の子供のことになるとこんなににうろたえるものなのですね。


 心配していた飛行機の出発日時の変更も、急病が理由ということで無償でしてもらえました。これにはほんとうにありがたかったです。治療代も医療保険のない私たちは10割払わなければならず、かなりの額だったのです。ただ、アメリカに比べればおそらく5分の1くらいなのでしょうが・・・ しかも成田空港で急病のために変更したというと、エリカが休めるよう出発までビシネスクラスやファーストクラスの人たちのためのラウンジを使用してくださいととても気を使ってくださり、本当にありがたかったです。

 あんなこんなで帰国の途についた私たち2人でした。

 子供を連れての飛行機の旅の経験談ことなど、またの機会にお話させてもらいますね。とりあえず、無事に帰ってきたことの報告まで。


 
 








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最終更新日  2006年04月17日 05時59分55秒
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