BEWARE OF THE PUG そのパグ猛犬につき。

いよいよ魔のXデーです。



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昨夜ぜんぜん眠れなかったためにボーっとしている頭をたたき起こすため、シャワーを浴びます。　髪も洗ってすっきりしたあと、基礎化粧品だけを付けて朝ごはんを食べに友達Sと下のレストラン へ。　そこの朝ごはんのお値段、＄１８！？　高いよーー！！　

びっくりだけれど、どこか他へ行く時間も余裕もありません。　寝不足と緊張で食欲のない胃袋でも何とか食べれるものを詰め込んで、準備のために友達Kのご自宅へ。　大きな運送会社のQLD州代表取締役をお父様にもつK。　おうちもご立派です。　

着物に着替えるばぁば母と叔母、そして一緒にバージンロードを歩く父とブライドメイドのCというメンバーでレッツゴー。　

Kのご両親は暖かく迎えてくれました。　お母さんのBはこの日のために家を花で飾り、サンドイッチもオーダーしてくれ、お父さんのTはご自慢のBMWでばぁばたちをチャペルへ送ってくれる予定。　

お礼のワインと、母が日本から持ってきたプレゼントの着物の帯、両方とても気にってくれた模様。

10時ごろヘアメイクさんが到着。　まず母と叔母の着付けをし、その後Cのヘアとメイク、最後にばぁばのヘアメイクをしてくれました。

プロのカメラマンさんはお昼頃到着。　時間が無くて一度も直接相談に行かなかったブーケも届き、その出来栄えにホッとする暇も無くばぁばはずっと椅子の上。　メイクはとにかく濃くならないようにとお願いし、付けまつげもトライしてみてあまりの不自然さに断固拒否（笑）。　

ヘアメイクが終わったあとはいよいよドレスを着ることに。　急いで日本の友達から頂いたこの日仕様の（笑）下着をつける・・・と思いきや、あまりの過激デザインにばぁば絶句！！　2種類あった中で、とりあえずTバックはやばいだろと思ってもう一枚のほうをもってきたけれど、よく見てみれば2枚目はヒモパン！！　ぎゃー！！！　しっかり締めないとずり落ちてきそうな不安定感がたまりません（笑）。　着替えを手伝ってくれたCも一目見て絶句してました・・・（涙）。　違うんだって！　普段はこんなすごいの着けてないのよ！！！と言い訳してもわかってくれません。　あー、もうっ！！（笑）　

戦々恐々でドレスを着け終わったあとは写真撮影。　フラワーガールのTの従兄弟の娘、6歳のCも到着し、シャッターがなる中でとにかくスマイル・・・かっ、顔が引きつる！（笑）　写真に慣れてないばぁば、笑顔が硬くて口元がひくひくしてしまう始末。　おまけにお父さんと二人で見詰め合ったり、抱き合ったりを指示され、はかなーり躊躇。　まぁ、こちらでは当たり前でも、日本人のばぁばとばぁばの父だもんねぇ・・・。

写真撮影の後はいよいよチャペルへ出発！　ゴールドコーストから式場があるマウントタンバリンまでは45分ほど掛かるので、2時15分ごろ車に乗り込みました。　山に登り始めた頃から何気に緊張したけれど、到着したら何かが吹っ切れたのか結構平気でした。　一番の問題は山の天気。　車降りてはじめて気がついたけど、寒い！！　風も強い上に、今にも雨が降りそうで、めちゃめちゃ寒いっ！！

寒さに震えつつチャペルに父と二人で入場。　といってもとても小さなところなので、あっという間にTの待つ奥へ到着。　式のリハーサルは無かったけど、Celebrantといわれる結婚立会人の進行で式はあっという間に終了。　結局15分くらいで終わっちゃったんじゃないかな？？　この辺はもう何がなんだか訳がわからない間に終わってしまったといった感じ。　実はあんまり覚えてません。　誓いを宣言するとき、途中で言い詰まったことと、Tの結婚指輪が最初入らなくて焦った事だけが妙に印象に残ってるけど。　指輪はもちろん、無理やりねじ込みました（笑）。

式の後は外でゲストの人と挨拶をしつつ、簡単なグループ写真を撮り、はい、チーズ。　相変わらず寒いです。　本来の予定では、その後、ゲストの人たちはカナッペとドリンクを外でとることになっていたけど、予定変更で披露宴会場内へ。　ばぁばたちは写真を撮るために場所移動。　以前からピックアップしておいた場所は、元からハンググライダーができるところで有名な見晴らし場所。　元々いつも風があるところなので、風の強い今日はもうものすごい強風が吹き荒れてました・・・。　ベールが飛ばされそう！！　せっかくセットした髪もくちゃくちゃになっちゃいました（涙）。　さっぶーーーーーーー！！！

あまりの寒さと強風で、顔ががちがちに強張っていたはず・・・あぁ、出来上がった写真んをみるのが怖い！！　

その後2,3場所を変えいくつかショットを取ったけれど、さすがに雨が降り始めたのでゲストの皆がまつ披露宴会場へ戻ります。　会場は5時間予約してあるので、ゆったりと時間が過ぎました。　心配していた料理（試食が無かった）も思ったより美味しくて、ホット一息。　元々格式ばったパーティにはしたくなかったので、メインコースが終わるまではほとんどアナウンスもなし。　ばぁばもTも好き勝手に席を立って、ゲストと家族に挨拶。　日本から来てくれた友達ともここでようやくゆっくり話しができました。

スピーチは今日、MCを引き受けてくれたTの従兄弟のTさん、TのベストマンのMさん、ばぁばのブライドメイドのCと続き、ばぁば父が英語と日本語で挨拶。　こういう場を盛り上げるのが上手なばぁば父。　豪州人からも日本人からも拍手喝さい。　日本語スピーチのときは思わず泣き出し、ばぁばも涙をこらえるのに苦労しました。　もー、化粧が崩れるじゃないかっ！　父親のいないTの家族を代表して、16歳の弟君がその後、スピーチ。　やー、ほほえましいじゃないですか。　新しい義理の弟です。

最後にばぁばとTがお礼のスピーチ。　最初にTが話し始めたけど、なぜか言葉が続きません・・・って、あらら、T涙声でうまくしゃべれない。　仕方ないのでばぁばがお礼を。　ちゃんとみんなにお礼言えたかな？　言い忘れてないといいけれど・・・。

その後、ケーキカットをして、友達Kと秘密裏に練習してきた曲を一発披露。　ばぁばがピアノを演奏して、Kが歌います。　曲はTとばぁばのお気に入りのDiana Krall”The case of you"。　何とか間違えずに弾け、一安心。　その後もう一曲、これはTにも秘密にしていたので、彼も私達が演奏するとは知らなかった”Field of Gold"。　Tの好きな曲です。　これもうまくいき、ホット肩の荷が下りました。

そしてそして、デザートを食べた後は、ばぁばとTのファーストダンス。　こちらの習慣で、花嫁と花婿がワルツを踊ります。　この日のためにダンスの練習に5回ほど通いました。　いつも途中でステップを間違えるTを心配していたけど、それも杞憂に終わりました。　よかったー。　

その後はみんなでダンスを楽しみ、10時に向かえのバスが来て長い一日が終わりました。　

本来の予定では、宿泊先のホテルのバーで、その後も飲むことになっていたけれど、披露宴が終わったとたんドット疲れて頭痛がしてきたばぁば。　バーに行くのは遠慮して長いお風呂に入りました。　前日は一睡もしてないので疲れも限界。　Tが戻ってくるのも待たずにお休みです。　・・・結婚初夜がこれって・・・（笑）。

天気には恵まれなかったけど、小さいながらみんなから祝福されたいい式だったな。　来てくれた人、ありがとう。　ばぁばは幸せモノです。