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カテゴリ:スポーツ・運動
(内容が月日を遡っています。ご了承ください。)
ともかくこの週はいろいろと立て込んでて忙しかったが、そんなことを吹き飛ばすかのような、私にとっても、いやこの市に住む住民にとっては非常に嬉しい出来事があった。 厳密に言えば私の住んでいる地区というのは大きく区切ればオークランドではあるのだが、市でいうと「ノースショアー市」というところに当たる。ま、この位置付けはこの町には市役所があるからなのだが、これはこの国の人口の3分の1がオークランドに集中しているがため、他にもオークランドは「オークランド市」以外に「ワイタケレ市」、「マヌカウ市」などと分かれている。 ま、地区に関して郵便では結構いい加減で、住所はオークランド市でも私の家には問題なく手紙や小包は届くのだが、こと国内のラグビー戦に関してはオークランドは厳密に分かれていて、ノースショアーは「ノースハーバー」、マヌカウなどは「カウンティー」としてチームがある。 そのため「私はノースショアー市民であるが故、ノースハーバーのサポーターである。」と断言しているわけなのだ。 で、そのノースショアーの市民としては、正確に言えばこの日でなくこの日から更に4日ほど遡った日、我らが地元のラグビーチーム、ノースハーバーが国内のラグビー戦で名誉あるランフーリーシールド争奪戦、シールド保持者でもある強豪の南島はクライストチャーチの「カンタベリー」(今のオールブラックスもここからの出身者が多い。)相手に勝利し、クラブ創立以来初のシールドを手にいれたのだ!! 私はこの国に来てラグビーを始めて以来、このチームを応援してきた。ま、実際にラグビーから離れた時もあったわけだが、地元のチームとあれば心では常にサポーターだということを前提に話をしているわけだ(苦笑)。 チーム設立21年目にして11度目の正直の末のシールド獲得…う~ん、なんとまあ長い道のりであった…。そんな訳で取分け皆の喜びもひとしお、感動で涙がちょちょぎれるとはこのことだ(?)。 ま、日本在住の方々には私がどのくらい感動しているかなどとは、全く持って意味不明であるとは思うが、これを日本での場合に置き換えて表現してみれば、大阪に住んでるわたしが初めての阪神優勝で感動しているといえばわかってもらえるだろうか…。いや、どっちかというともっと優勝したことないチーム、う~ん…一瞬「南海(古!)」とか頭に浮かぶくらい私の野球おんちぶりを曝け出すところでもあるが、そんなチームが日本一になったというくらいの快挙か…う~ん、ま、例えはイマイチではあるがそんな感じと思ってくれたらと…? で、この日、そのシールドがチームによって南島から北島の、私の住むノースショア市にやってきたのだ!!ホームグラウンドでもあるアルバニーというところにあるノースハーバースタジアムにチームと共に地元サポーターにお披露目のセレモニーが行われていたのだ! 実はここに来る前ノースショア市のメイン街の一つでもあるタカプナというところで、チームの祝勝パレードが行われ、私の高校以来の友人でもあるイアンに「おい、べーやん、今日パレード行こうぜ!!」と数日前から誘われていたのだが、どうしても私はやらなくてはいけない案件があり、泣く泣く断念したのであるが、やつはこの日仕事は休暇を取り、一歳になったばかりの愛息を託児所に預けてまでも出かけて行くという、筋金なハーバー魂を抑えきれず、家族を省みない(?)破天荒な行動に出ていたのだ(!)(ちなみに奥さんは仕事…。) ま、そのおかげでハーバーのパレードの写真をこうして手にいれられたのでここにその模様を載せておこう。 チームはパレードとセレモニーをこなした後にアルバニーのホームグランドに移ったわけだが、その際にイアンが気を利かせて私の携帯に電話してきたのだ。 車を運転して帰宅途中の私はすっかり諦めていて、終ってしまったパレードの事など全然頭になかったのだが、やつの電話で一気にハーバー魂がファイヤーーーーー!!!(爆) 自宅に一旦戻ってデジカメを持ってスピードリミットぎりぎりで爆走してスタジアムにやってきたのだ!(苦笑) 今思えば地元チームのジャージを着ていない自分が悔しかったが、もうこの先どのくらいここに留まっているかさえ分からないシールドを一目見に私はともかく必死だった(笑) 正直今のチームのプレイヤーは若い選手で溢れていて勢いがあったわけだが、このチームがシールドを持ってきたのをセレモニーで見ていたら、今までの思い出が込み上げて来た。 特に高校の時、朝は自分の学校のラグビーの試合をして燃え、家に帰ってきて風呂入って昼飯を食べた後、ラグビーブーツを掃除してから歩いて昔ハーバーのホームグラウンドでもあった「オネワドメイン」という、今のハーバースタジアムより遥かに小さいところで当時まだアマチュアであったラグビーを観に行き、その当時500円くらいの入場料で国内のトップクラスのプレーをグランドのすぐ横でまじまじと見ていたっけ。試合が終ればグランドにワーッと出て行って選手と握手したりサインもらったりして楽しかったなあ。 89年当たりはハーバー出身のオール・ブラックスのキャプテンを務めた、大男のウェイン“バック”シェルフォードが大活躍していたし、他にもフラノ・ボティカ、ウォルター・リトルなどオール・ブラックスに選出されたプレイヤーもいた。あのころは15人スクラムなんていう奇抜なプレーもあったっけ(笑)。後にはフランク・バンス、日本でも最近までプレーしていたグレン・オズボーンなんかも居たっけね。今、元オールブラックスでもある怪物ジョナ・ロムも実はプレーしている。 入ってくるものには歓迎するが、出て行くものには裏切り者の罵声を浴びせる。例えばリコ・ギアとか(笑)。ま、どこのチームのサポーターも当然の如く試合中には必ず賑やかにそんなネタを出すのだ。ま、特に一番安い観客席のテラスだとかに比較的そんな感じの盛り上がりの傾向あり(笑)。みんな地元のチームにはこだわりがあるのだ。 ま、そんな歴史のあるこのチームから今のオール・ブラックスでもあるトニー・ウッドコック、ルーク・マックアリスターも後輩に当たるわけだ。でもその後輩達がこうしてノースショアー市民のためにシールドを取ってきてくれた...。 いや~嬉しいなあ。 今年はもうシールド争奪戦がないのでこの夏シールドはハーバースタジアムに留まることになる。 私も思わず高校生に戻った気分でシールドと一緒に写真を撮ってしまった。へへへ♪(期間限定写真掲載終了)本当は持ち上げたかったんだけどね、屈強なセキュリティーのおっちゃんがいるので羽目を外せない…。いや、そんなことしたらおっちゃんどころか、ハーバーの選手からもタックル食らうな…。調子こいてキャプテンのロアキとも写真撮っちゃった…、う~んミーハー魂も共に爆発…(苦笑) ああ、なんともめでたい日であった。最後にチームの応援の雄たけびを。 ハ~~~~~~~バ~~~~~~~~!!!(爆) ♪Guns n Roses - It’s So Easy お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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