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テーマ:今日の出来事(291250)
カテゴリ:独り言
朝を迎えた。
ついにこの日がやってきた。NZにT兄夫婦が来て約7年間、その間にみーくんも生まれ、転職も3回経験し、最後に活躍したHホテルではあともう少しでスーシェフという位置までいた。 その決断はある日突然、T兄の口から聞かされた。 誰もが驚いて残念がった。理由は敢えて深く説明しないT兄ではあったが、私にはなんとなく分かった。でも家庭を持つということはやはりいろいろな意味において制約は出てくるのかもしれない。でもそれを疎かにしてはいけない。 この決断が良い方に進んでくれることを私は願っている。 きっとT兄のことだからうまくやれると思う。力になれることがあれば私も及ばずながら力になりたい。 そして決断から数ヶ月、ようやくこの日になった。 新天地に向かうには気持ちがいいような晴れ。 朝6時でも眩しいくらいの日差し。まるで出発の門出を祝うかの如く。 荷物はすでに昨夜に車に積み込んだ。 予想以上に多い荷物だが、引越しだから仕方がない。 ま、なんとかなるであろうというか何とかしないとやばいのだが(苦笑)。 6時半過ぎに出発した。 時間も時間だが、空港への道は日曜日とあって空いている。 しかし空港に着いたらば日本行きの便が多いため日本人やアジア系がちらほらと見える。 チェックインカウンターに並ぶ日本人旅行客の行列を眺めつつ、 「この人達はNZで楽しんだのかなあ…」などと思いつつ日本に行くことの羨望と旅行の帰りという面倒くささへの同情との入り混じった気持ちでチェックインへの行列から外れて待っていた。 手続きは少し長引いたが、カウンターの人がすごく親切で思ったよりいろいろとあずかってくれたということでよかった。 それが終ると皆で2階の出発ロビーに向かい、日本食レストランで朝食をとることにした。 私は入ったことがなかったが、結構繁盛している。しかし旅行客相手だからか中々いい値段をとっている。朝から鮭いくら丼(笑)。でも味噌汁はあったまってよかった(笑) T兄がしばしの別れとなる姪っ子すみれちゃんにご飯を与えている。 T「大きくなったら一番初めにおじちゃんとデートしような。おいしいもんいっぱい食わせてやるからな。」 そしていよいよゲートに向かう時間が来たので彼らは向かった。 長かったNZ生活もこの日で終ってしまったT兄。 またいつか来れるだろうか。現実はなかなか厳しいとは思うが、私はいつかまた来てほしいと思う。いつかは共同出資で店を開こうとなどと話したりした。 そして無二の親友、いや「弟」として彼との再会を楽しみにしたい。 そんなことを考えたらその夜は目の前が霞んだ。 ♪Reflections Of Passion - Yanni お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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