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テーマ:今日の出来事(291250)
カテゴリ:生活、暮らし
ともかく日が終ってみれば私はへとへとでPCに向かおうと試みたものの、あまりに眠くて書く気力さえなかった。
どんな感じの一日だったかここに再現してみたい。 ■■■ この日、私はオークランドのニューマーケットというところにある化粧品会社にて単発の仕事でありながら年明けに3日間にも及ぶフルの通訳の仕事の打ち合わせがあった。 日本から来るクライアントの女性二人をニュージーランド北部にあるケリケリというところに連れて行き、そこでこの会社の商品工場で実際に商品の体験やセミナー、サイト見学にマーケット戦略会議などありとあらゆることを行うらしい。それを私が3日間つきっきりで通訳。しかも商品体験など一緒に体験してみてくれと言われちょっとあせった。 なぜならこの会社のDVDを見せてもらいながら話たのだが、その商品体験っていうのが顔にパックみたいなのをしたり、背中をマッサージしたりしているのだ。こ、こ、こんなもんしたことないし、女がすることじゃろがい? 「化粧品とか使ったことあるかい?」 「化粧品?あるわけないですよ。」 「わははは、でもなかなかいいよ、男性用もあるし。」 何?男性用?このNZにおいて男性用のもんなんてあるのか?? 最近日本では男でも化粧品を使っていると聞いたことはあったが、この国でもあるのか。ま、そんな商品があるのも当然だ。だってこの会社はある意味世界で2番目にでかい化粧品マーケットでもある日本に商品を展開しようとしているのだから。 しかし事前に予定していたスケジュールがずれてしまい、私にとってはちょっと問題がある為とりあえず私も年明けのスケジュールを調整しなければならないということで、話を更に進める前にその事を確認するということでミーティングを終えた。 帰り際、「これ、使ってごらんよ!」と言ってもらったのがこれ。 男性用のマヌカハニーというNZ原産の花から摂れた蜂蜜から作ったモイスチャライザー?と目の周りのシワを伸ばすジェルらしい。ま、ただでもらったんだから使っては見た方がよいのだろう。 使ってみたのとみないのでは商品にどうたらという説得力変わってくるだろうし。 オフィスを出たところで携帯が。 ■■■ べ:「おお、Oちゃん、どうしたい…?ん?まさか??」 O:「そうなんです、今陣痛が始まってしまってこれから病院に行きます。それで申し訳ないんですけど、けんとを…。」 べ:「おお!分かった!ここからだったら20分くらいで行ける!じゃ病院に直で行くから!」 O:「すみません。お願いします。」 べ:「いいってことよ!じゃまた!」 おおお~!!Oちゃんが携帯にわざわざ電話してくることなんてめったにないのに!でも金曜日に、 O:「もういつ生まれてきてもいい状態なんでね、いつになるか分からないんです。そんな時になったらけんとお願いできますか?(笑)」 べ:「何、あらたまって!(笑)いや、もしMちゃんのご両親が来る前にそんなことになってしまったんなら大変だろ~。そんな時は気兼ねせず電話よこしなよ!」 なんて話してはいたので、Oちゃんからの電話っていうのもなんとなくピンときたのだが、予定より3週間も早く来てしまったのだ。 病院に着いて電話するとOちゃんがけん坊を抱えて出てきて 「もう今生まれるところなんです!けんとお願いします。私の車使ってもらっていいですから家にいてもらえますか?」 「おお、大丈夫だよ!」 「食べ物とかテーブルの上にあるので、適当に食べさせてください。あとクーとか言ったらミルクなんでレンジで牛乳を1分温めて与えてください。あとべーやんさんも適当に食べてくださいね。」 「おお、わかった!早く行ってあげなさい。こっちは大丈夫だから。」 で、Oちゃんの車ランドローバーのディスカバリー…。 ヴィッツに乗りなれていた私には、で、でか! チャイルドシートに乗っかったけん坊が「ふえ~!(泣)」と早くも泣き模様。 う~ん、ま、とりあえずOちゃんの家までレッツゴー。 「でかい車って扱いずれ~な~。う、これ結構ブレーキ甘くないか~?」などとけん坊に半分話しかけながら運転する。 曲がり角に差し掛かる。 「あれ?ウインカー、どこ?」 「おい、けんちゃん!ウインカーどこよ?(汗)」 「カチ。げっワイパーやんけ!(恥)」 「あ、これか?あれ?なんでハザードでてんの??」 曲がり角一つでこんな感じだったのでOちゃんの家が遠く感じたが、いざ動かしてみるとウインカーの度に両方の方向が表示されるということがわかり、あとはけん坊に歌を歌いながら運転し、なんとか家に着いた。 家に着けば、待ってましたとばかり喜ぶけん坊。 シートから抱き上げて家に連れいれる。う~ん、なんだか父親している感じだぞ。 とりあえずカーテンを開けて部屋を明るくし、けん坊とボールで遊ぶ。 しかし、この子パジャマでないか??まあ、いいや。 ちょっとしたらけん坊がテーブルの方にいきなにやら猿語をいっているので 「なんだ?お腹すいたんか?ほうほう、食べ物がテーブルの上にあるな。どれがいい?あ、そうだ、確か食パン大好きだったなあ。」 と食パンをもっていくと後ろからそれに釣られてかついてくる(笑) 「ほら、パンだぞ。あ、ちゃんといすに座ってたべなさい。よしよし!」 パンをモサモサ食べていると食べ辛そうなんで水をやったりした。しかしこの子はたべものを手渡そうとするとまず始めに口をもってくる(笑)。 「けん坊、おまえおにいちゃんになるんだぞ。おかあさんは今頑張っておまえの弟生んでるんだぞ…って分かるわけないか。ん?何だか君、香ばしいにおいしてないか?もしかしてぷーぷー?」 抱きかかえておしりを嗅いでみるとわ~お!やってもうたらしい。 「おれ、オムツなんか替えれねーぞ…。」とりあえず、ほっておいてみた。Oちゃん後で帰ってくるって言ってたしな、ただ何時になるかわかんないけど…。でもオムツが見当たらん。 とか言っていたらけん坊が何かを訴えている。 「なに?何がほしいんじゃ?」 「クー。」 「お、クーがほしいんか?お~し、ちょっと待ってろ。」 台所に向かい哺乳瓶の中に牛乳をいれレンジで暖める。待ってる間もレンジに向かって思いっきり手を指し伸ばすけん坊(笑)。 「まてまて。今あっためとるから、ほうら出来た!」と口の中に突っ込む。あとはけん坊、ひたすら飲み続ける。 そうしていると携帯がなった。Oちゃんだ。 べ「おお、どうしたい?」 O「はい、無事生まれました。」 べ「おおおーーーーーー!!!おめでとうーーーーー!!!!よかったよかった!」 O「ありがとうございます。で、あともうちょっとこっちにいるんでいいですか?」 べ「何いってんの、こっちは大丈夫…、あ、あのさ、オムツってどうすんの?」 O「あ、基本的にはオムツは嫌がるし、用たしても大丈夫なやつなんで、後で家帰った時にやりますんで。」 べ「あ、そう。でもなんかしきりに股間に手をやってるから気持ち悪いのかと思ってさ。」 O「じゃもう少ししたら一旦家に帰りますんで。」 「おい、けん坊、聞いたか?ママ、無事赤ちゃん産んだって。お前の弟だぞ!ん?」 けん坊何やら携帯に興味を持ったらしくじーっと見ている。そういえば確かおもちゃの携帯があったなあ。そいつをけん坊に渡して、「もしも~し?」なんてやってやると大喜び。しかも「ンシモ~シ!」なんて言うもんだから今度は私が大喜びしてしまった(苦笑)。「おお!けん坊!おまえ賢いなあ~!」 私も何だか腹が減ってきた。Oちゃんに呼ばれて飯も食わずに来たのでテーブルの上の買っておいてくれたパイを食べた。すかさずけん坊も興味を示したので、ちょっと与えたら気に入ったらしい。ふとした時に私は大きなゲップをしてしまった。そしたらそれを見ていたけん坊、馬鹿ウケ(笑)。 途中目をこすりだしたので眠くなったとみてソファーに寝かした。頭をさすってやったらものの3分もしないうちに寝てしまった。が、上にかける物がない!う~ふとんはどこにあるんだ?とウロウロ探したがおそらく寝室にあるんだろう。なんだか入るのも気が引けるので風呂場にあったバスタオルを2枚ほど持ってきてかけておいた。 ようやく手が離れた訳だが、お守をする大変さを体感したわけだ。することないのでプレステでもやってたらOちゃんが帰ってきた。 「おお、Oちゃん、お帰り!よかったね、おめでとう!」 一通り話ししたら、またちょっと病院に行ってMちゃんに食べ物を与えにいくらしい。 そしてお寿司を買って一緒に病院にやってきて、新生児とMちゃんを見舞おうと思ったのだが、どうやらちょっと赤ちゃんの体温が低いらしいのでまた別な機会に出直すことにした。OちゃんはもうちょっとMちゃんを見舞うためを病院に残し、またけん坊を連れて帰る。 数時間お守をしつつ家にいたわけだが、一通り与えるものを与えたのに何故かぐずつく。 「ど、どうした?けん坊?何が望みだ?お腹すいたんか?クーか?眠いんか?う~わからん。」 仕方がないので抱っこしてあげたらちょっと泣きやんだものの、また「ウ~」とか言い出す。 「う~ん、これは早くOちゃんに帰ってきてもらわんと。もう8時だしな。ちゃんとご飯が食いたいんだろうなあ。ワシも腹減ったよ。今日はパパが好きなケンタッキーだって(笑)。」 と、8時半ごろにやっと帰ってきた。さっさとオムツをまた替えてご飯を食べ始めたらもうごきげんだ!ぴょんぴょん跳ねて私の足にもよじ登ってくる始末。もうすっかり慣れっこだ。 おーちゃんも疲れたことだろう。なんとも長い一日ではあった。 ちなみに新生児は「かいる」君という名にしたらしい。 KentにKyleと英語の発音にし易いように意識して名づけているらしいのだ。 どんな顔だかまだ見ていないがいずれの対面が楽しみではある。 ♪The Miracle - Queen 生命の誕生、まさにミラクル。 フレディーの物まねうますぎるぞ、この少年(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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