カテゴリ:非現実な話
――クロノス城、ギルドセンター前
む……この気配は……? 何時の間に……邪悪な気がこの城を覆っておる。 ! いかん、結界が……マナストーンが! 急ぎ皆に知らせねば! ――クロノス城、警備隊詰め所 おぉ、貴君か! 先だっての任務では素晴らしい仕事をしてくれた。 あらためて礼を言うぞ。 今のところ任務は、例によってクルーエルスケルトンの退治しかないのだが、 まあ少し休んでいってくれ。 「隊長殿! フォンス川の岸辺に溺死体があがりました!」 ほう、して鈍器の有無は? 「いえ、隊長殿、ひとふりも所持しておりません!」 うむ、鈍器を持った溺死体は日常風景だが、 鈍器を持っていないとなれば、それは事件ということだ。 早急に身元を調査せよ! 「それが、隊長殿……(ごにょごにょ)」 ……な、なんと! それは本当かっ! 「はい、間違いありません」 うぅむ、それは……。 ……おぉ、そういえば貴君来ておったのだったな。 いやはや、貴君はいつもちょうどよいときに現れる。 急なことだが、手を貸してもらえるだろうか。 あるいはクロノス城にとって……いや、コエリス教団にとって一大事となるかもしれん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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