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カテゴリ:香り
居間で書き物をしていてその香りに気付いた。
懐かしいような精油をミックスしたような植物の香り。 手元のノートをクンクンしても匂いは無い。 後で気付いた。 仏壇に飾ったあったユリだった。 近所の知り合いが亡き姑にと持ってきたくれた花束。 その中の菊と混ざってユリがあった。 その時は蕾だったが、花が咲くと雌しべの花粉が服等に付くと取れなくて厄介だ。 夫はめんどうだからすててもいいよと言ったが、さすがに勿体ない。 雌しべが露出した時さっそく鋏で切った。 昔はユリは香りが苦手だったが、だんだん慣れてきて意識の片隅に追いやれるようになった。 とうとうその存在を忘れられるようになった。 懐かしい香りとさえ思えるようになった。 人間慣れるということだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.04 20:48:32
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