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カテゴリ:あの頃
新聞のお悔やみ欄をチェックしていて、見覚えのある名前を見つけた。
以前ヘルパーで担当していた利用者さんTさん。 住所を見て確信した。 交通事故が原因で認知症に似た症状を発症し、高齢になり体の自由も利かなくなり、やはり体が不自由な奥様と独身の一人娘さんと3人家族だった人。 住宅地に広い敷地と部屋数のある立派な家に住んでいるところから、現役時代はしっかりと家長としての役目をこなしてきたと想像できる。 ヘルパーで訪問した当時は、認知症が原因でトイレの正しい使い方ができず、トイレットペーパーをたくさん便器にいれてしまい、しょっちゅう業者にきてもらっていた。 本人に諭しても理解できず、家族は大変だったと思う。 特に娘さんは終業時間の遅い職業で疲れて帰って、家の惨状を目のあたりにするのだから、ストレスもあったと思う。 もう、数年経っているがあの当時でも施設入所の話がされていたので、おそらく施設での最期を迎えたと思われる。 私が訪問すると不自由な身体ながら庭にでている時は、ドアを開けて待っていて下さったTさん、奥様の話からよく夫婦でドライブで遠くまで出掛けた話を聞くと現役時代は、社交的で活動的な人だったと想像できた。 娘さんも大変だったと思うので、悲しいながらもほっとされてるのではないかな。 新聞誌上でTさんのお元気な頃に思いをめぐらしヘルパー時代を懐かしんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.20 15:36:44
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