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カテゴリ:あの頃
昨日、新聞の訃報欄で高校のクラスメートの名前を見つけた。
数年前、当時のクラスメート数人と喫茶店でおしゃべりしたのが最後だった。 「ねえ、みんな薬飲んでる?」と彼女はみんなに聞いていた。 あの当時彼女は薬は飲んでいないと答えたはずだ。 スマホにあった同じクラスメートの一人に電話すると数年前に倒れたと聞いたと言っていた。 数年患っての天国への旅立ちか。 最後に会ってその直後に倒れたことになる。 介護の訪問ヘルパー時代を思い出した。 私と同世代の女性で倒れて重介護になった人。 やはりそれまでは元気だったのに倒れて意思疎通がほとんど出来ない、自宅介護だった人。 その方も後に急変して亡くなった。 彼女も同様の療養生活をしていたのか。 ずっと以前、しまむらで偶然彼女と会った時、お互いの近況を話したことがあった。 彼女らしくない暗い表情で「何もいいことなんか無い」と呟いていた。 独身時代の勤め先で彼女の夫が取引先の営業マンで知っていたのでバリバリのやり手で彼女の結婚生活は寂しい思いをしていたのかも。又、義両親との同居生活だったのでそのつぶやきは私も共感することがあった。 その後数回会った時は以前と変わりない明るい人柄だったので、あのつぶやきは一時の愚痴を吐き出したかったのかもと今は思う。 高校時代、口が悪いのが災いして一部の人から嫌われてそれは彼女も悩んだのではないか。 しかし、部活動を熱心に励み、大きな会社に就職出来、社内恋愛でスムーズに結婚して子供達も優秀で、安泰なところに就職できた。ご主人も現在は勤め先の役員だ。 結婚後に就職した所も長く勤めたらしい。 心の中まではわからないが傍目には十分幸せな理想的な人生だったのではないか。 訃報を知って昨日はずっと高校時代のこと、彼女のことを考えていた。 そして今朝見た夢はヘルパー時代の印象深い利用者のKさんが登場していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.28 07:37:03
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