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HRTはホルモン補充療法のことを指し、体外受精におけるHRT周期とはホルモンを補充した人工周期のことを指します。
最近では、凍結胚を移植する際に、自然周期よりもHRT周期を用いることも多くなってきました。メリットは、1)移植する日程をある程度事前に設定することができる、2)卵胞発育を必要としないため月経不順の場合であっても有効、3)着床が成立する許容時期(インプランテーションウィンドウ)が自然周期にくらべて長く妊娠率が良いのでは? ということが言われております。一方、デメリットについては、やはり、薬を毎日服用する“わずらわしさ”でしょうかね。 私どもの施設では、HRTのメリットを重視しており、凍結胚移植の場合は、ほぼ全例、HRT周期で移植しています。実際、成績も悪くないですよ。もちろん、自然周期でも成績が悪くなるわけではないのですが、月経不順のかたや、排卵のタイミングが取りにくい方にむりやり自然周期で凍結胚を移植するのならば、HRT周期での移植を検討してみてもよいかも知れませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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