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当掲示板でもよく胚盤胞のグレードごとの妊娠率を聞かれるので、一度私がクリニック内で説明している成績をご紹介したいと思います。最近では1個の胚移植が原則になりましたので、しっかりとグレードごとの妊娠率がわかるようになりました(以前は複数個移植が当たり前だったので、グレードが違う組み合わせで移植した場合、正確な妊娠率はわかりませんでした)。
以下の成績は、年齢等諸条件をまったく無視して、5日目胚盤胞を移植して胎嚢ができた確率を示しています(子宮外妊娠とか、着床だけしたとかいうケースは含まれません)。 グレードごとの妊娠率 形態がAA、AB、BAの胚盤胞の妊娠率:約50% 形態がBBの胚盤胞の妊娠率:約30% 形態がBCあるいはCBのの胚盤胞の妊娠率:約25% 形態がCCの胚盤胞の妊娠率:約5% 初期胚盤胞の妊娠率:約20% という結果でした。これは、少しイメージしやすい数字に修正してありますし、クリニックによって、患者様の平均年齢や、体外受精の適応スピードも大きく異なるのであくまで参考値として解釈してください。ちなみに6日目の胚盤胞ですが、同グレードですと、上記の5日目の胚盤胞の妊娠率に1/2をかけると概算できると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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