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皆さま耳慣れないとは思いますが、今回はAZF(AZoospermia Factor;無精子症因子)遺伝子についてお話いたします。
男性のY染色体上にある“AZF遺伝子”は、精子形成に大きく関与していることが知られています。AZF遺伝子にはa、b、cの三つの領域があり、この領域は精子形成に必須であるタンパク質合成に関わっていることが分かっています。 近年の研究でこれらの領域に欠失が生じると、精子形成能に悪影響が出ることが分かってきました。 これらの領域の中でもとりわけ、a、bは重要と言われており、a、bのいずれか一つでも欠失していると、精巣内精子採取術(TEsticular Sperm Extraction;TESE)という手術を行っても、精子が回収できない可能性が高いということも明らかになってきました。 よって、施設によっては、このa、b領域の欠失によってTESEを行わないこともあるのかもしれませんね。 Cの欠失については必ずしも無精子症になるわけではないようですが、男性不妊の原因になりうるわけですし、子供さんができてもCの欠失自体は遺伝しますので、カウンセリングはさらに重要なのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
初めまして。nobuと申します。
現在海外在住で、不妊治療を受けています。 卵子のことで教えていただきたい事があります。 ここ1年で3度体外受精を行いました。 夫婦ともに検査など全て問題なく、結婚から2年経過(現在は3年経過)。年齢の事もあるので(現在 夫35歳、私38歳)望む場合には体外受精しか対応策が無いとの事でした。 1つめの不妊治療専門病院で2回の体外受精。 転院して、別の不妊治療専門病院で今月体外受精を行い、現在結果待ちをしています。 2つの病院どちらの先生からも、卵子の外幕にハリがなく、顕微授精の際に針が何の抵抗もなく入ってしまうと言われました。 原因は不明で、それに対しての治療方法はないとの説明を受けています。 この状態の原因などあるのでしょうか?年齢的な問題でしょうか? また治療法や改善方法などはないのでしょうか? 一度も妊娠に至らない原因はこのハリのない卵子が原因でしょうか? 母国語でないため、専門的な内容を深く詰めて話す事も難しい状態なので、教えていただけますと幸いです。お忙しいところお手数ですが、宜しくお願いします。 ちなみに3度とも高刺激法で、 1回め=5個採卵、状態良い卵子3個、2個授精、3日めで2個移植(7分割と5分割)。 2回め=8個採卵、状態良い卵子4個、1個授精、5日めで1個移植(桑実胚)。 3回め=3個採卵、状態良い卵子2個、2個授精、2日めで2個移植(5分割と4分割)。 です。 (2016年12月09日 01時43分13秒) |