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カテゴリ:仲間系
五合目に来たのは2度目。 とはいえ5~6年前にツーリングで立ち寄っただけで、しかもその時は濃霧だったので、頭上にそびえていたはずの富士の姿は見ることがなかったのである。 今初めて圧倒的な、想像以上に荒々しい赤茶色の山肌を眼前にした。 心の中の半分は「よーし、やったるかぁ!」なんて無理やり盛り上がっていたが、実は生まれて初めて夜の海を前にしたような、あのある種の敗北感に似た感覚を久しぶりに覚えていた。正直「畏怖」していた。 大きな山が霊峰と呼ばれ、畏敬されるということの意味をまさに体感していたのであった。 でもびびってばかりはいられない。男を見せてやろーぜ! 心配された空模様のほうもますますコンディションが回復し、山の神が俺達に微笑んで「登れ」と言わんばかりの青空が広がってきた。 小一時間準備運動なんかをして体を慣らした後いざ出発~! メンバーはボク・マスターU・ヤンナカ・N山・タクちゃんである。 まずは軽~く6合目にたどり着くと、富士登山シーズンオフなのだがここだけは山小屋がOPENしている。 そう、ここから先は一切山小屋もトイレも無しである(汗 ここでは杖(金剛杖)が売ってたので購入した。これはその後の足の負担軽減に大いに役立った。 ここから新7合目までがかなりの距離を歩くのでだんだんと富士に登っていることを実感してくる。 でもまだまだこの景色に感動しつつ軽快に進んでます。 元祖7合目。まだ元気のように見えるが、実はかなり参ってきてます。 8合目ともなると岩場が増え斜面もかなり急になってくる。 歩くスピードも休憩も自分のペースではないと厳しくなってくる。 あまり長く休憩しすぎてもかえって歩き出しが辛かったりする。 9合目以降なんかは斜面もいよいよ急激になり、たまに手をついて登る箇所もあったりなんかして。 案内のロープが張ってあるので滑落の恐怖感こそあまりなかったが、もし転倒して一度転がったら止まらないんだろうな。 一歩一歩。確実に登っていく。 空気が薄いため数十歩で心臓の鼓動がバクバク早くなる。 テーマソングは北斗の拳「俺の鼓動はやくな~る~」 無論、歌ってる余裕はないが(笑 9.5合目。あともう一息だ。頂上が見える! しかしこの距離が本当にキツイのである! 20歩登っては5秒息をつくくらいのペースでゆっくりと、噛みしめるように登って行く。 無心で、足を出す。 山頂はすぐそこにある。 もはや登頂は確実なところだ。 一歩一歩ゆっくりとしか足を出せないのだが、確実に近づいてゆく。 そして。 出発から5時間。 ついに・・・たどりついた・・・! そして。 そして。。 山頂から見上げた空は 抜けるような青い空なのでした。 くーっ やったぜぃ! かくして、めでたくメンバー5人全員が無事登頂を果たしたわけであった。 下山時のエピソードにちょっとだけ触れますが、あの青空からは想像しがたいでしょうが、突然雲が襲ってきまして終始雨(驚 下山時の視界。何も見えんです。 下から降ってくる雨を初めて体験してしまいました。 でも富士山の様々な表情を1日で体験できたといえましょうかね(苦笑 なんといっても応援、また心配してくれたみんな、ありがとうございました~! すぺしゃるさんくす ベテラン登山家アラちゃん 最新富士情報提供してくれたムネちゃん 同じく情報をくれて、頂上でTシャツを着替えることを教えてくれたよねちゃん 本当につらかったが、無心になって登る感覚と達成して帰ってきたときの時の爽快感にすっかりはまりそうです。 さて来年はどこ歩こうかなぁ~♪ みなさん良い山やハイキングコースあったら教えてください!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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