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カテゴリ:魚系
さまざまな旅のかたち。。。
なかでも仲間との旅というのは格別なものがある。 この年齢になるとなかなか仲間同士の旅のチャンスも少なくなるしね。 今回はそんなチャンスをモノにした男4人の旅の話。。。 TVのついていないJALのクラシック機の窮屈なエコノミーのシートにちぢこまること7時間。到着までビールとウイスキーコークをクピクピ飲みつつ読み終えた本のページ数は実に270ページ。 デンパサール空港の税関の列で半年前と変わらぬ熱気と湿度と特有の甘いクセのある臭気を胸いっぱい吸い込む。。。 年に2度もバリ島に来れるとは、今年は良い年であるなぁと、みんなに感謝!なのである。 今回の旅のメンバー。 爆速ブロガーのうまさん。後輩のN山くん。FODのHayaD。 真ん中のバリ人は激しく頼れる友人トニー。 あまりの激しさにトニーズ・ブートキャンプという造語が生まれた(笑 バリのバイクは4人家族対応である。 バリ島は交通法規はないに等しいが不思議と事故がない。 誰かさんが100km/hを越えるダウンヒルを決行したが(笑、やっぱり事故がない。 後半2日間にセッティングした釣りに専念するため、この日は深夜まで島を駆けずり回ったのだが、それはとてもとてもここには書ききれない濃厚かつエキサイティングな1日目となったのだった。 そして翌日、いよいよ紺碧のインド洋に夢の魚GTを求める! (睡眠不足だけど(笑) 船はカイザーフィッシングさんの33ft。200ps船外機2基でパワーも充分。釣り易くて楽しいボートでした。 カイザーさんはバリのポイントを知り尽くしてるし、スタッフさんのガイドっぷりもきめ細かいし、カイザー社長も超楽しいお方(笑 バリで釣りするならココです。 初日の釣りはこのお方に何かが降りた!!! ポッパーに襲い掛かったのは、紛れもない本命! おめでと!うまさん! その後はGTは続かず。。。潮を見てジギングしてみたら うまさんが一流し目にカンパチ。 晩ご飯の食材確保です。 あとは オオクチハマダイ。HayaDさん腰を痛めながらGETです。 生まれて初めての魚を釣り上げたN山氏(笑 人生初の魚がバリのジギングでGETしたオオクチハマダイですって人は少ないのでは? その後GTの反応は薄く、翌日に持ち越し~ 夜はカイザーのタカベさんと合流してみんなでおいしくカンパチいただきまして。カマ焼き、刺身、あら汁・・・皆絶品! 釣りの疲れも吹き飛ばす楽しい夜でした。 翌日の釣りはボクとうまさんで。 海で陸でいったい何度乾杯したことか(笑 手始めのポイントでバラクーダと思しき魚を惜しくもバラしたうまさんでしたが、次のポイントでしっかり本命GTをゲット。 うまさんのポッパーはいい音が出てたのか、よく魚がHITしました! 海は青いし魚は釣れるし楽しいし何でもありだし(笑。 完全にバリの魅力にやっつけられたうまさんです。 でも今日はボクも釣らせてもらいますよ~ まずはジギングで。 水深120mからカサゴ お馴染みオオクチハマダイ。通称「金魚」 「ジギングはなかなか調子がよいんですよ。」というカイザーのタカベさんの言葉どおり、ジグへの反応は良かった。 でも。。狙いはあくまでGTだと、心のうちで静かに闘志を燃やしていた。 ジギングを切り上げ、最後のGTチャレンジ。 昨日うまさんのポッパーに出たけど乗らなかった入り江のポイントへ。 あとはこの旅のように一瞬のチャンスをモノにするだけ。 この2日間、重いロッドとルアーを幾度振ったことか。 だけどそれももうすぐ終わる。 船を降りたら夜にはこの島を離れなければならない。 ここまでボクのポッパーにはまだ1尾のGTもコンタクトしてきていない。 GTが釣れないまま帰るのかという思いがよぎらなかったというと嘘になるが、でも何か必ずチャンスが来るという感覚があった。 その何かを信じ、キャストを続けた。 一瞬、太陽が小さな薄い雲に隠れた。 いま思えばあれはバリの神の気まぐれかもしれない。 ヒットの瞬間こそ見ていなかったが、ポッパーを引いた音とは明らかに違う水面の炸裂音と共に、ロッドに衝撃が走った。 反射的に3回のアワセ。 重量感のある走りが腕に伝わりなにやら叫んでファイト開始。 フッキングが完璧だったせいか、その豪快で流麗な魚体が引き上げられるまで、興奮していたけど落ち着いていた。 ついに! すばらしい釣りの思い出のひとコマ。 そしてここに書いたのは釣りシーンばかりだけど、実は釣り以外の時間も同じくらい味わい深いすばらしい旅。 帰り道、ふと、開高健の小説の最後のフレーズが頭を巡った。 「かくて。我が円は完成した。」 なんちってね。 おわり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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