フーッこれでオシマイ
5年前のイタリア旅行の思い出を書き始めたことはいいのですが,3歳と1歳のベビーシッターの合間を縫ってやるのは本当に大変!今日でイタリア旅行記もオシマイ. ペンションの奥様に車中で食べるサンドウィッチを作って頂き旦那さんの車で転がり落ちそうなスピードで山を下り,駅まで送ってもらいました.ヴェローナ駅でイタリア男性と待ち合わせ.特急ユーロスターでローマまで約7時間.向かい合っておしゃべりをしながら昼食を食べて,あっという間でした.車窓の景色は以前フィレンツェまでのバス旅行で見慣れた風景が次第に広がってきました. ローマ到着後は早速,観光に出かけます.以前団体旅行の折,駆け足で回った所を,ゆっくり見て回りました.トレビの泉は大勢の観光客で混み合っていました.「3度目もローマに来れますように!」と肩越しにコインを投げました. その後,石造りの建築,パンテオンへ.ポポロ広場には高いオベリスクが建っていて,噴水もあります.紀元前1200年頃エジプトで造られ戦利品としてアウグストゥスが持ち帰ったものだそうです.悠久の歴史を感じます. ナヴォーナ広場にも行きました.この日,この広場では大道芸人がたくさんいました.人魚の格好の女性達は座ったままの姿勢で,サラリーマンの格好をした男性は微動だにせず立ったままで,みんなどれぐらいの時間この姿勢でいるんでしょうね?映画「ローマの休日」で有名なトリニタ・デイ・モンティ広場にあるスペイン階段もこの通り,人,人,人.その後2日間,早朝にこの辺りを散歩しましたが,その時間帯は水を飲む鳩以外誰もいませんでした.その夜は旅行中お世話になっている友人と正装をして夜の街へ繰り出し,レストランでワインで乾杯!「いろいろお世話になりました.あと2日間よろしくね」その夜は長旅の疲れとワインのほろ酔いとでホテル・アレクサンドラの自室でグッスリ. 翌日はカトリックの総本山,サン・ピエトロ寺院へ.ちょうどコロッセオ爆破予告があり,市内のいたるところにパトカーや多くの警察官の姿が.入り口ではバッグなど持ち物の厳重なチェックをされました.ミケランジェロ作「ピエタ」やベルニーニ作「ブロンズの天蓋」などをゆっくり鑑賞.スイスの衛兵さんたちはニッコリ雑談中.声をかけカメラを向けると,とたんに厳しい表情に.サンタンジェロ城の内部にある博物館へ.屋上からはフォロ・ロマーノや遠くにコロッセオが見えます.休憩後,そのフォロ・ロマーノへ.古代ローマの遺跡を見ながら「兵どもが夢のあと」との感想を持ちました.コロッセオでは以前と同じように古代ローマの戦士の扮装をした男性が観光客と記念撮影を.その後もバスに乗ったり,市電に乗ってあちこち移動.昼間から友人とビールで乾杯をしたり,ショッピングをしてエンジョイ.夜はホテルの近くのオープンテラスで夕食を.お店の若者二人は肩を抱いたり,頬を寄せたりサービス精神旺盛. 嬉しかったから?,酔ったから?顔が赤くなってしまいましたわ. 翌日お昼前にチェックアウト.ガイドさんの専用車でローマ・フィウミチーノ空港へ.ところが,スーツケースが重量オーバーでまたひと悶着.(略)ちょうどアリタリア航空のストライキ中で職員の数が足りない,空港ロビーには搭乗手続きの人たちが長蛇の列.てっきりもう出発時間には間に合わないと一度はあきらめかけたけれど,何とかぎりぎりでセーフ!シャルルドゴール空港乗り継ぎで無事帰途につくことができました.いつも何かトラブル付きの外国旅行です.完