生きる力、生かされる力
武下さんから封書が届きました。6月22日(金)愛知県のY中学校体育館で「生きる力、生かされる力」というテーマで全校生徒約900名、保護者、PTA、学校歯科医、薬剤師、教員など1,000人余りの前でご自身の辛く苦しかった経験を講演された事、その後、中学校からどっさり感想文が届き5日間かけて読んだ事等が書かれていました。 武下さんが言いたかった事、聞いてほしかった事は「言葉の暴力」「命の大切さ」「絆」でした。生徒から寄せられた感想文には今現在もいじめにあっている子、親から「うそつき」と怒鳴られショックを感じている子、死にたいと思っている子らの素直な気持ちが綴られていたそうです。学校側も先生方が感想文をすべて読み生徒の心を掌握できたと武下さんに感謝されたそうです。 いじめによる自殺、事件が連日のように報道されています。Y中学校の担当の先生が感想文の一部を抜粋し全校生徒に配布されました。大勢の方に読んでほしいそうですのでそのごく一部を紹介します。・ 言葉の暴力は一生治らずに心に残る・ 一日一日、そして人生を大切に、何事にも前向きに頑張りたい・ 言葉は時に人を傷つけ、時に人を励ましたり喜ばせたりします 言われた人はどう思うのか、それを意識できたら良いなぁと思う・ 人は生きるから幸せがやってくる・ 言葉にはすごい力がある・ 人間が持っている、できることはすべて、喜んだり楽しませたりするためにある・ 弱音を吐かず、好きなことに今よりも真剣に打ち込めるよう努力したい・ 助け合いを大切にする・ もっと強くならないといけない。前向きに生きていこう。生きないと人生はつまらない・ 誰かが落ち込んでいたら、優しい言葉をかけてあげたい 生きていなかったら得られないものがある。生きていることは幸せなことだ・ 今まで生きてこれて、とっても幸せだなあと実感 生んでくれたお母さんには「ありがとう」 まだ長い人生の中でどんなことが起こるのかわからないけれど、 すべて受けとめて乗り越えていこうと思っています・ どんなに苦しくても決して下を見ず、前だけを見て進もう 命の大切さ、生きることの大切さを教えてくれてありがとう 「あきらめない」の言葉を思い出して一歩ずつゆっくりと前に進んでいこう・ 「自分だけの命ではない」とか「自分だけ辛いのではない」ということを どれだけの人が普段から意識できているのだろうか・ 「心の傷は一生消えない」という事を肝に銘じ、 言葉遣いや発言には思いやりをこめなくてはいけない以上、Y中学校の保健便りから抜粋させていただきました。