駒ヶ岳までバスの旅・その2
昨日は旅から帰宅後ざっと紹介しましたので、今日はもう少し詳しくUPしますね。 駒ケ根の土産物店さんに立ち寄ってお弁当を積み込んでから向かったのは家族旅行村。会場には野外音楽堂があって午前10時20分から午後5時まで県内外のアーティストによるライブをやってました。標高840メートルにあるそうですが、結構陽射しが強く暑いので木陰を見つけて芝生に腰をおろし歌を聞きながら、お弁当を頂きました。昼食後は地元B級グルメ、スイーツ、お酒、野菜等の出店エリアを散策。はるか向こうには南アルプス連峰が見えるはずでしたが、あいにく雲が多くて残念。路傍の秋の花を見ながら歩きます。夏の名残で、まだ紫陽花も咲いていましたよ。山は涼しく、ススキもあちこちで秋の到来を告げています。 菅の台で大型観光バスから普通のバスに乗り換え1,662メートルにあるしらび平駅をめざします。道はヘヤピンカーブの連続。途中、お猿さんが数匹、道路に出てきました。ガードレールに逃げるお猿さんをパチリ。岩肌を登って逃げるお猿さんもいました。 やっとのこと、しらび平へ到着。ロープウェイが下りてくるのを待ってここから駒ヶ岳ロープウェイに乗り換えます。全長2,334メートル、標高差950メートル、定員61名が7分30秒の空中散歩で頂上にある千畳敷駅を目指します。ロープウェイは時速20キロで進みます。私は窓の外の景色を撮るのに夢中で気づきませんでしたが、高所恐怖症の夫は身動きもせず、ただジーッと遠くの山の稜線を見つめています。眼下を眺めるとくらくらと眩暈がして怖くて怖くて仕方がなかったそうです。私は眼下に広がる景色を楽しみました。ロープウェイは1,730,1,858、2,152、2,234、2,496メートルと表示された鉄塔を通過(写真を省略)窓ガラスで光が反射してしまいましたね。左側に日暮の滝が見えました。途中、沢登りをしている人が2人見えました。下りのロープウェイとすれ違いました。そろそろ頂上も近いです。2,496メートルの鉄塔がもうすぐです。南北距離約90キロ、東西幅約20キロの花崗岩の山脈だという事がよく分かります。約7,000万年前に地下3~4,000メートルの深い所にできた花崗岩が250万年前ごろから南アルプスの隆起が始まった影響で50~60万年前頃中央アルプスが隆起し始め20~30万年前には隆起が激しさを増し、山麓に何本もの断層ができ、中央アルプスが高くそびえる山脈になったとか。現在も隆起を続けているそうですよ。悠久の時間というものを感じさせられると同時にその一端をロープウェイから垣間見ることができました。やっと標高2,612メートル、日本で一番高い駅に到着です。(明日へ続く)