神通力ですって
ここでちょっと5月29日にさかのぼります。午後電車を乗り継ぎ最寄りの駅で降り、ノートパソコン、カメラ、3日分の必需品が入った2つのバッグを肩に担いで約30分の道を歩きました。約12年前から5年間ぐらい毎日通った道ですが、坂を上って下りてもう一度上って下りるのが今回は辛いなと思えたのでした。娘が入院したのは5月29日ですが、個室にいたのはものの15分ぐらいで12時過ぎから午後1時半までと午後4時から7時までは会議、会議の連続で前日もその前日も夜遅くまで仕事、仕事の連続でした。とにかく睡眠時間2,3時間という超ハードスケジュールもこなしてきた仕事人間だった娘ですが、ここへきて入院、手術となりました。それも娘に言わせると私の神通力で、私と話をしていて、なんとなく自分で検査を受けようという気になり検査をしてもらい、即手術となりました。そして翌30日手術のため部屋を出たのが午前8時50分、そして部屋に戻ってきたのが12時50分。しかも麻酔がかかっている間もずーっと仕事をしている夢を見ていたとか。術後3時間で上司や仲間がやってきてもう仕事の話を始める始末。腕に点滴の針やら身体に管を挿しながら自分もスマホであちこちに連絡を取り打ち合わせ。回復が速いのはいいけれど、私はただただ心配するばかりでした。昨夜から食事が出ました。今日からリハビリが始まりました。私たち二人は気を落ち着けるためアフタヌーンコーヒーとスイーツのおやつ。そして同じ病棟に入院中の武下さんに会いに行ってきました。武下さんは半年に一度入院されるのです。娘に渡してほしいと手渡された絵手紙を早速病床に飾りました。「山あり谷あり これも人生しっかり受け止めて」という言葉がルピナスの絵に添えられていました。