四国の旅その4・大塚国際美術館のB2,B3で見学完了
今回で大塚国際美術館も最後ですので、少し陶板名画について補足しておきます。「大塚国際美術館マップとガイド」によりますと、二千年たっても色あせない忠実に再現された名画は・原画の著作権者、所有者へ許諾取得・現地調査、原画撮影・色の分解・転写紙に印刷・陶板に転写・1,000度から1,350度で焼き付ける焼成・技術者の手仕事により、作者の筆遣いなどの再現を追求・焼成・検品の順番を経てやっと陶板名画の完成となります。大きさも原寸大に再現されています。大塚国際美術館のB2,B3にはルネサンスとバロックの絵画が展示されています。ブリューゲルの「バベルの塔」レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」大勢の見学者を前にこれ以上近づけませんでした。(私はミラノのサンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂修道院で実物を見てきました)レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」フェルメールの「牛乳を注ぐ女」フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(青いターバンの少女)最後にB3まで降りました。システィーナホールは最初に入った部屋です。二度もイタリアへ旅したにもかかわらずあまりにも多くの見学者が長蛇の列をなしていたので諦めた場所でした。これでやっと願いが叶いました。スケールの大きさにただただ感動しました。ほかにもB3には聖マルタン聖堂、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、秘儀の間、貝殻のヴィーナス、アレクサンダーモザイク、スクロヴェーニ礼拝堂、聖テオドール聖堂等があり言葉もなくただ見上げて鑑賞するだけでした。エル・グレコの祭壇衝立復元ラファエロの「三美神」ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」ボッティチェッリの「春」(プリマヴェーラ)ジョットの「荘厳の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」(これらの作品はフィレンツェのウフィツィ美術館で本物を鑑賞してきました。遠くから見る限り本物そっくりでした)まあ色々とご意見もおありでしょうが、時間的に海外の美術館巡りをする余裕がない者にとってはこの美術館で千点余りの作品を目の当たりにして鑑賞できただけで満足でした。館内一通りすべて見て回りましたが、もう一度ゆっくり訪れたいなと思ったほどです。2FからB3まで見て回ったので足が棒のようになり、ゴッホと同じ名前のカフェで休憩。帰りは鳴門駅まではバスで、そこから徳島駅まではJRで帰りました.夕食に海鮮料理が食べたくなり夜の街に出かけましたが、どこのお店も満席で、歩道に並んで待っている状態なので、仕方なくイタリアンのお店に入りました。いつになったら魚料理が食べられるんでしょうね。(つづく)