奈良の旅8・石舞台古墳見学後ホテルへ
蘇我馬子が創建した飛鳥寺で7世紀初めに造られた日本最古の仏像、飛鳥大仏と呼ばれるご本尊の釈迦如来坐像を見学した後に向かったのは石舞台古墳です。途中で車を降りて私一人とぼとぼ歩いて行きました。飛鳥は平城京の前、100年余りにわたって都がおかれた地です。たくさんの万葉歌が詠まれた所として知られていますね。やっと石舞台古墳に着きました。7世紀初めに造られたものとみられています。被葬者は不明ですが、当時の大権力者・蘇我馬子の墓ではないかと言われています。地表に露出しているのは巨大な横穴式石室の一部で天井石が露出した姿をしています。昔、女に化けた狐がこの上で舞ったという伝説もあるそうです。大きさがわかるように記念撮影をしている人物を入れました。玄室の長さ7.7m、幅約3.5m、高さ4.7mで大小30数個の花崗岩が使われています。学生さんや大人の団体の見学者が大勢いました。最も大きな石で南側の約77t、北側が約64t石材の総重量は2,300tという大規模な古墳です。ぐるっと周りを写してきましたのでご覧ください。※ ここで蘇我馬子について少し補足します。飛鳥時代の大豪族で,皇室と結びつきを深めて権力を拡大し、当時の国政を主導した人物です。また仏教を篤く敬い、飛鳥寺を建立した人物です。これで飛鳥寺と石舞台古墳がつながったのでした。その後ホテルに行く途中で両足のふくらはぎが攣ってしまい助手席でもんでもたたいてもこむら返りを起こして固まったふくらはぎは痛くて痛くてしばらく泣いていました。この日の奈良は33度で真夏日。水分補給を充分していたつもりでしたが、長い距離を歩いたのと、脚の酸素不足で攣ってしまったのです。その後、奈良滞在中3日間は靴を履くのもつらいほど脚の筋肉痛は治りませんでした。ホテルにやっと到着してウェルカムドリンクで一休みそして夕食までしばらく休憩し、1日目の夕食が始まったのでした。その様子は明日載せますね。(続く)