天然ボケ家族　at東雲1丁目劇場

今日はかなでんのつぼみ組の日。
かなでんたちがお仕事をしている間、
お母さん方は下の部屋で、お仕事用の手作り教具などを作ったり、
作業が無いときはだいたい歓談です


で、そんな歓談中。
２学期からつぼみに新しく入って来たお母様から
私たち在園児マザーに質問がありました。


「モンテでの園生活は普通の小学校に入ってから
　こども自身がギャップを感じないんでしょうか？」



ママA
「それは、こどもによりますよ。
　うちの子は一人がやっぱり１年生のころは馴染めなくて、、、
　もう一人は最初っからばっちり馴染んでいたし、
　ホント、個人差があるよね。」


ママB
「やっぱり小学校はモンテみたいな”選べる環境”じゃないから
　全部決められていて、それがいやな子もいるみたいね。」


私「確かに、モンテの小学校があれば一番理想的だけど、
　　現実問題、日本にはほとんど無いし、
　　今の日本ではそういう小学校教育が占めてるわけだから、
　　そういうのを体験するのも、これまた試練なんでしょうね。」


ママAB
「そうそう！何事も経験経験！！」






そう。
うちも、今の幼稚園にするか考えていたとき、
この件についても、ちょっとバンビと話ました。



それに、うちの場合は幼稚園まで往復８０分。
それを一日２回。
毎日６０km走行しております。


はじめはそりゃ悩みましたよ。


もうちょっと近いところにも、モンテの園はあったけど、
見学に行ったら、なんとなく”なんちゃってモンテ園”と感じてしまったり、
絶対”お受験目当て”やろ？！と思った園だったり
とまぁ、色々です。

でも”モンテッソーリ”を知った以上、幼児教室で体験した以上は、
どうしても自分の納得の行くモンテッソーリ幼稚園に行かせたかったんです。

それと、もう一つ。
私は宗教を取り入れてる幼稚園も希望していました。
それも”ちゃんと取り入れてる”園です。
宗教はやはり大きいと思うんです。
”世界平和”とか、”格差”とか、”エコ”とか、
園児にはまだ難しいんじゃない？と思われがちなことも、
ちゃんとこどもにわかる言葉で伝えてくれます。
もちろん家庭でもそういう事は伝えていくべきだと思うけど、
園の仲間と一緒に、真剣に話を聞くことができる環境は
すばらしいと思うんですよね。



で、今の幼稚園を知って、見学に行ったときのこと、、、
今でもとってもよく覚えてます。




門を入っていくと、すぐに園長先生が気づかれて
あいさつに来られました。
数分です。
たった数分話しただけだったのに、
すでに感動していた私。
園長先生の短いお話の中に、私がとっても知りたい事や、
実になること、学べることが凝縮されてたんです


その時、８割以上《ここに入ろうかな！》と思いました


その後、園庭を見て、自然いっぱいなところや、
先生方の手作り感あふれる遊具に感動し、
計９割は《やっぱりここしかない！！！》と思ったわけです。



じゃあ、あと１割は？
やはり遠い事。
そして普通の園より少し朝始まるのも早いこと。


この典型的な超夜型人間の私が、毎朝はようから起きて弁当作って
あかりんを送迎できんのかって
ホント不安でした。


で、悩んでいたとき。
私の背中を押してくれた人がいました。

それは私にモンテッソーリを教えてくれた、幼なじみママRちゃん。


「○○ちゃんはもうモンテッソーリを知っていて、
　その内容も体験してるんやから、見学してそこまで感動したんなら、
　そこしか無いんちゃう？
　それに私も前の家では高速乗って４０分やったからね～！
　混んだらもっとやったで～！
　でもそれでも行ってよかったと思ってる
　それはこどもを見てたら、すぐにわかるよ」



なんて力強い言葉やったやろう



そして私はこう言いました。


「近いところにあるなんちゃってモンテ園に入れるなら
　まだほんま普通の園に入れるわ。
　なんちゃってモンテ入れて中途半端に関わりたくない。」


R「そうやで～！
　そんなん絶対に○○ちゃんがめちゃ辛くなるって！
　だって私らはもうモンテッソーリの素晴らしさを知ってるやん？」





そう。
そうだったんですよ。

もう私たちは知ってるんですよね、モンテッソーリを





で、めでたく入園して。
私は見事、園で１、２位を争う遠さから通ってる保護者と
あいなりました
　

　　　　　
だから、つぼみの人や、来年以降入園を考えてる保護者の人に
よく聞かれます。

「大変じゃないですか？」と。



うん。確かに大変。
とくに進級した後の春あたり。。。
眠いし、まだまだあと１年あるや～んとか思って、
体がしんどいとついつい休んじゃうこともたま～にありました

でもそれでも、自分のそういうユルさが
これまで通い続けてこられた要因だと思います（笑）。
まぁさすがに年長の年は、そういうことはせず
がんばっておりますが

それに女性は環境適応能力が優れているので、
どうにかなるもんですよ。
超夜型人間だった私も、今では６時半前には起きれています。
（たまに２度寝して７時過ぎに飛び起きてますが）

だいたい寝るのが０時～１時くらいなので、５～６時間寝てます。
１０日に１回くらい、こどもと一緒に気づいたら寝ていて
夜中にもっと飛び起きてます（苦笑）。



でも、それも慣れました。
眠いし、疲れがたまるとどうにもこうにもならなくて、
イラっとしたりもするけれど、そこはバンビに言って
フォローしてもらうよう動いてもらってます★




だから、「大変じゃないですか？」と聞かれても、
正直に答えてます。

「大丈夫ですよ。慣れますから。
　たまに私が寝坊するけど♪」って（笑）



私がそう言うと、ほとんどのお母様方が笑顔になって

「良かったわ～！ちょっと自信がでてきました」って言われます。




もちろん、これは私の意見＆感想であって、
同じ遠さから通って、やっぱりしんどいわぁって言う人も
いるかもしれませんが、
＜何を第一に考えるか＞次第だと思います。





だから、今なんらかで幼稚園選びに悩んでいるママさんたち。


「自分の直感と信念を貫きましょう！」


こどもを一番見ているのはママなんだから、
そしてそのママとこどもを見ているのはパパなんだから、
二人でその直感と信念に基づいて話し合っていけば、
自然と行くべき園がみえてくるはずです。



物理的障害、時間的障害は、結局たいした理由ではありません。
それは工夫次第である程度はどうにでもなるからです。
（個人差はあると思いますが、、、）
あとで後悔するくらいなら、とりあえず今一番気になるところに
行ってみよう！
そして体験した時の園児のようす、自分のお子さんの様子を
よく観察して、合うか合わないかを考えれば良いと、
私は思います。





なんだか長くなってしまいましたが、
最近いろんな所で”園選び”について聞かれるので、
ついつい書いてしまいました。






私は、遠くても今の幼稚園に来られて
本当に幸せです。
先生方、自然あふれる園、神聖な聖堂、
あかりんの楽しそうな笑顔、楽しいお母さん方・・・


かなでんがあと３年通ってくれるから良かったわぁ
あかりんで終わりかと思うと、本当に寂しいもの。。。



あと３年。
かなでんと共に成長していきたいと思います
（理想はもちろんその後もね（苦笑）