いま、「まほろ駅前多田便利軒」にどハマりしています。
三浦しをんさんの直木賞受賞作です。
ひと月に本を20冊くらいは読んでいる活字中毒な父の積み上げた本の山を
片付けているときに発見し、そういえば三浦作品は読んだことないなと思って
読んでみたらも~ツボにはまるはまる!
東京のはずれ、まほろ市の駅前で便利屋を営む中年バツイチの多田と、
そこへ転がり込んできた高校時代の同級生、行天(ぎょうてん)のふたりが
日常のささいな依頼事を受けるなかで、気付いたらちょっと面倒なことに
巻き込まれてるというお話です。
この作品のいちばんの魅力は行天ですよ!
仕事に対する意欲はないに等しく、
笑い声は「ひゃひゃひゃ」と爬虫類が絞め殺されるような声、
食事はあまりせず、摂取するのは酒とタバコばかり、
道端に落ちた片方しかない手袋も平気で拾って使う。
ようするに行天はものすごい変人なんです。
変人なんだけど、妙に勘が鋭くて腕っぷしがばかに強くて、
自分の顔の良さは自覚があって使い道もよくわかっているという、
たまらなく萌える人物です。
ほんとに、ここまでのクリティカルヒットは久しぶりってほどのヒット!(≧∀≦)
もしこの作品を実写でやるなら、行天はぜったい堺雅人しかいないと思ってます。
「南極料理人」のときの、ちょっと髪を伸ばした堺さんが行天のイメージぴったり。
そう思って小説を読み返すと、いつもより3割増しでにやけます(´∀`)
続編の「まほろ駅前番外地」も買ってきたので、じっくり読もう~♪
まほろはサブキャラたちもみんな大好きなので、続きが読めるのは
むちゃくちゃうれしい~^^
もちろん、行天の奇行をまた読めるっていうのがいちばん幸せですけど(笑)